早春の高知花散策、その2、シコクバイカオウレン
高知空港に着いたのはMさんの乗られた飛行機の到着時刻より少し遅かったのですが、到着ロビーに行ってみると飛行機のほうも少し遅れたようで、結局、私が到着ロビーに着いてから5分ぐらいでMさんも到着されました。
去年もお会いしたような気でいたのですが、実際は2年ぶりでした。一番最初にアワコバイモにご案内したのが08年のことです。
早速、Rさんの車に乗っていただいて、シコクバイカオウレンの自生地に移動です。スタッドレスを履いた四駆をRさんに出してもらったおかげで、雪道も難なく走って来れましたが、Rさんの車は融雪剤が跳ね上がって、後部が汚れてしまい申し訳ないことです。
1月にこの場所を訪れたときも、シコクバイカオウレンの花はすでに4,5輪は咲きあがっていたのですが、この日は満開とまではいかないですが7分咲きぐらいで、どれも初々しい表情で咲いていて、ちょうど良い時期だったと思います。
バイカオウレンの最盛期に訪れるのは私にとっても4年ぶりぐらいのことで、この光景は懐かしいです。
Mさんは、シコクバイカオウレンをご覧になるのは初めてなので、感想をお尋ねしたら「小さいのでびっくりしました」とのこと。
私は四国でしかバイカオウレンを見たことがないので、、もともとこういう小さな花だとばかり思っていたのですが、Mさんが本州でご覧になったバイカオウレンはもっと花も葉も大きいそうです。
ミツバオウレンやミツバノバイカオウレンよりもまだ大きいかも知れないと聞いて、本州のバイカオウレンの大きさがわかりました。どちらも北アルプスで見ていますから、大きさがわかります。
四国では高知以外にも剣山などで咲きますが、剣山のものも花はまだ見てませんが、葉はここ高知のものと変わりませんから、たぶん同じようなものでしょう。
俄に、剣山のシコクバイカオウレンや本州のバイカオウレンも一度見て見なくてはという気になりました。
バイカオウレンは白く花弁のように見えるのが萼片で、黄色い部分がほんとの花弁です。
バイカオウレンでは花弁が皿状なのがシコクバイカオウレンではコップ状になっているというのが、一番大きい違いのようです。ですが、私自身はその皿状だというバイカオウレンの花弁をまだ見たことがないので、比べることができません。
1月に来たときはまだ日があまり高く登らない時期、登らない時間だったのですが、今回は陽射しも出てきて、日の当たった様子を撮影することができて、ほんとに条件が良かったと思いました。
だいたい、樹林下に咲く花で、日陰での撮影になることが多く、おまけに小さな花のでISO感度を上げたり、撮影には苦労する花です。
一日に数時間だけ日が射せば生育する花のようですね。
撮影の難しい花で、いつまで経ってもなかなかうまく撮影できませんが、今回はMさんがじっくり撮影されていたおかげで、私も少しは腰を据えて撮影できたかもしれません。
牧野博士が愛してやまなかったというバイカオウレンの花・・。
去年秋に、娘婿の妹さんが縁あって、牧野博士の故郷である佐川町に嫁ぎ、このバイカオウレン自生地の近くで暮らしているそうです。
これも何かの縁かもしれません。
最後に、こちらは2008年に高知を小旅行した折、牧野植物園で咲いていたバイカオウレンです。
当時はラベルには「バイカオウレン」と記されていましたが、今は「シコクバイカオウレン」となっているのでしょうか。
興味のあるところです。
こんにちは。
綺麗な花ですね。
こんな花園を見られるのが羨ましいです。
投稿: 多摩NTの住人 | 2012-02-26 13:15
多摩NTの住人様、こんばんは。
シコクバイカオウレンは小さな花ですが、アップにするととてもきれいな花です。
これだけ咲いていると、まさに花園かもしれませんね。
関東では咲かないのでしょうか?
投稿: keitann | 2012-02-26 23:18