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2012-04-10

4月上旬の散策からスミレ②

3月20日に、毎年ニオイタチツボスミレを見に行っている山に行ったら、ただの1輪も咲いてなかったのです。今年は相当花の時期が遅れているようなので、4月に入ったらまた出直そうと思いながら、他の花を見るのが忙しく、なかなか行く機会がありませんでした。

4月7日はお天気が悪いと思っていたら、思いのほか良くなったので、慌てて行ってきました。

そうしたら群生で咲いてましたよ。結局、この日はスミレを6,7種類も見られました。

先ずはニオイタチツボしみれです。

P4076662nioitatitubo_gunnsei

周囲の木が刈られてしまい、日当たりが良くなった場所に株が移動してしまい、そちらで大群生していて驚きました。

P4076665 花茎が細めで、顔はめりはりの効いた顔をしています。

P4076670 葉をきちんと撮影し忘れましたが、母内側に巻き込むような感じです。

P4076665nioitatitubo_2 花数の多い株では、なんと1株に30輪も咲いている株もありましたよ。

香川で良く見かけるナガバタチツボスミレはこれほど花つきは良くありません。

そして、何より個々の株にはしっかりと香りがあります。

これだけ咲いていると、顔を近づけると、香水のようにかなり香ります。

P4076677 ナガバノタチツボスミレのオトメスミレタイプ・・・つまりナガバノタチツボスミレの距だけが淡い紫色で後は白いスミレも、毎年、この山で咲くのですが、咲いてましたよ。

P4076679 距を後ろから撮影しました。

淡く紫色になっているでしょう?

P4076658

P4076656 こんなコンクリートの場所に生えているのはノジスミレです。

スミレほど綺麗な紫ではなく、やぼったい花、やぼったい葉をしています。

方波見が手前に咲いていますが、今年は方波見が咲くのも遅かったですね。

P4076660 ノジスミレの全体の様子です。

P4076653 コスミレも例のごとく、アスファルトの隙間で並んで咲いてましたが、場所は5,6年前に咲いていた場所とはかなり変わりました。

P4076703 山から下りて、平野部を走っていたら、田んぼの畔にアリアケスミレを見かけました。

いつもは池の土手に見に行きますが、この辺りでは田んぼの畔に普通に咲いているようです。

P4076714 スミレをいろいろ見ていると、アリアケスミレだけは山地で見かけることはあまりなくて、平野部で主に見ているように思います。

P4076716 これは帰りに車道の傍らで咲いていたナガバノタチツボスミレです。

香川では一番普通に見かけるスミレです。

今年は、まだ県内のシハイスミレを見ていないので、機会があれば見てこようと思います。

コメント

たくさんのすみれの写真!ありがとうございました。
大好きな花です。
種類も豊富でそれを識別されているのですね・・・
私も昔石川県の塩屋海岸に自生している磯すみれを今は亡き
母と見に行った懐かしい思い出があります。

いがりまさし氏の「日本のすみれ」という写真集が出たころですみれに魅せられて夢中になっていました。
友人とあちこち散策中に路傍のすみれの種を探して下ばかり
向いて歩いたことも・・・

今年は叡山スミレがこぼれ種から見事に育ち、それも発砲スチロールの箱の中で!
花びらの後ろに赤い線があるので肥後スミレではない?
区別が出来ません。

山野に自生しているスミレな数々、楽しませていただきました。ありがとうございました。


Kazukoさん、こんばんは。

スミレの花がお好きなんですね。
私も子供のころから、スミレを見ると妙にうれしかったです。
イソスミレはまだ見たことがなく、憧れのスミレですね。

いがりまさしさんの「日本のスミレ」と言う図鑑は去年の春に買い求め、これでようやくスミレの同定が楽になったと喜んでいます。
もっとも、それ以前に人に教えてもらったりで、四国で咲くスミレは結構わかるようになりました。
一昨日、私の庭を見に来た3人の方も白いスミレがいたく気に入ってくださったようで、あちこちのポットや鉢に富んだのを1鉢ずつ差し上げたらえらく喜ばれました。
エイザンスミレとヒゴスミレの見分け…最初は難しいですよね。
スミレは交雑しやすすいそうなので、特に難しいのかも知れません。
慣れてくると、花と葉で何となく区別がつきますよ。

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