今年も恒例の皿ヶ嶺へ、その3、シコクスミレとシコクミヤマスミレ
確か、上林峠の少し手前で去年は群生でシコクスミレが咲いていたはずと覚えていたのですが、今年も忘れずに咲いていてくれました。
シコクスミレは四国の少し高い山では良く見かけるスミレですが、四国以外ではやはり珍しいようですね。
いがりさんの「日本のスミレ」中には「ブナ林と言えば日本海側のものが有名だが、太平洋側にも一定の標高以上のところにはブナ林が発達する。シコクスミレはそんなブナ林の早し床に生える」とあります。
確かに皿ヶ嶺はブナが多い山ですし、シコクスミレが自生する山はブナ林のある山が多いですね。
シコクスミレはスミレサイシンの仲間で、ワサビのような根っこを伸ばしながら増えていきます。
去年はすでに花が終わっていて見られなかったのですが、2年ぶりか3年ぶりで見るシコクミヤマスミレです。
まだスミレにあまり詳しくなかった頃(今も詳しくはないですが)このスミレを皿ヶ嶺の別の場所で見つけて、野草友達の方とこれは一体何というスミレ?と頭を悩ませたのが5年ぐらい前のことでしょうか。
幸いにも、シコクミヤマスミレの名を命名された方と少しお付き合いがあったので、教えていただきました。
木の間から少しだけ展望がひらけてきて、川内町が良く見えます。
ワサビの花を見るのも3,4年ぶりでしょうか。
このワンちゃんはその方が連れていたワンちゃんです。
山が大好きなんだそうです。
おっと、もう少しで見逃すところでした・・・これはナガバノスミレサイシンです。
皿ヶ嶺の一般遊歩道で毎年見ていたのですが、こちらのコースにも少しだけ咲くようです。
昨日はスミレサイシンを岡山北部の山で見てきましたが、やはりスミレサイシンの葉より相当スマートですね。
去年より少し時期が早いというだけで、コガネネコノメがこんなに多いとは・・・・。
まだ鯖のしっぽになってないサイコクサバノオが出てきました。たぶん別の場所で見られるでしょうが、念のために撮影です。
ユリワサビとコガネネコノメが絡まりあって咲いていて良い雰囲気ですね。
ワサビにユリワサビ・・・どちらも水気のあるところや湿ったところを好みます。
ブナが見え始めると上林峠も近いはずです。
上林峠到着の画像を撮影していませんが、到着時刻はだいたい10時30分ごろだったようです。
画像は上林峠付近に咲いていたタチツボスミレです。
ここで初めての休憩を取ります。
この日は休日だというのに、通る人も少なく、風が爽やかで、座っているだけで心が洗わるようでした。
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