新緑の伯州山に登る、その1、山桜
GW後半は2年ぶりで春の岡山の山に登りたいと思っていたのですが、山友達のメンバーもいろいろと予定があるらしく、いろいろと迷った末に、Rさんと伯州山に登ることになりました。
お天気は5日がよさそうだったので、前日の4日は5日の山行きに心置きなく行けるように、家事をせっせと片付けました。
↑画像は念願だったキクザキイチゲとエンゴサクのツーショットです。伯州山から下山した後に立ち寄った岡山森林公園での一コマです。
当日は遠方まで行くということで、瀬戸大橋半ばにある与島PAに午前5時半に集合と決まりました。
4時半に起きて、準備万端整ったと思い、出発したまでは良かったのです。我が家から坂出北インターまでは早朝だと15分もかかりません。瀬戸大橋に乗り、与島に着くころには東のほうに見える島の上から朝日が昇ってきました。これは与島PAに着いたら朝日を撮影しようと思い、ウエストポーチの中の標準レンズを探したところ見当たりません・・・・。が~~ん、そうだ、前日に庭の花を写していて、テラスのテーブルの上に置いたままだったことに、その時気づいたのです。持ってきたのはカメラにつけていた望遠レンズのみ・・・。そういえば、いつだったかは望遠レンズを忘れて、遠くで咲いている花が撮影できなかったときもありました。
最近、どうも忘れ物が目立ちます。おまけにポットにお湯を入れるのも忘れてきたし・・・。
15分ほど早く着いたので、コーヒーを飲んでいるうちにRさんが到着しました。
今回は燃費の良い私の車で出発します。
瀬戸中央自動車道~山陽道~岡山道と順調に乗り換えて走っていると、吉備高原辺りを走っていたとき、周囲が雲海状態なのに気づきました。
この辺りはよくガスがかかることがあるのですが、この日は谷間にだけガスがかかっていたようです。珍しいので、高梁SAで車を駐めて雲海撮影です。
雲海って北アルプスなど高山では良く見ますが、こんな標高の低い場所でも見たのは初めてでした。
岡山道から中国道へと乗り換えたら院庄インターで高速を下ります。院庄インターでおりるのは初めてですが、登山口付近はお昼調達できる場所はないそうなので、インター下りてすぐのコンビニでお昼ご飯を調達しました。
その後、人形峠方面目指して北へと走ります。
通行量は少ないのに道路は二車線あって、四国の山へのアクセスと違い楽勝ですね。
奥津温泉を過ぎてしばらくしたら、赤和瀬渓谷方面への標識が見えるので右折します。帰りに見たら伯州山と言う標識も出ていたようです。
それにしても地図を見ると、この伯州山、去年夏に登った三朝温泉近くの三徳山投入堂から10キロも離れてないようです。あの時は青春18きっぷ利用で、自宅から三朝温泉に着くまで8時間もかかったのに、高速利用だとほんの3時間で来るとは・・・。
右折した後も、道はかなり広くて、四国の山道とは違い走りやすいです。
車道沿いに何か咲いてないかと思っていたら、オオタチツボスミレが咲いていたので我慢しきれず車を停めてしまいました(^_^;
まだ朝早いので、ちょっと寝ぼけたような咲き具合です。
朝露がしっとりと下りていて、良い雰囲気ですね。
オオタチツボスミレは雪の多いところに分布するタチツボスミレで、四国にも分布はあるようですが私はまだ四国では見たことがありません。
登山口の駐車場に着いたのは8時過ぎです。遠いようでも与島からだとわずか2時間半で来るわけです。
駐車場には4,5台しか車が停められないと聞いていたので、それも早出の理由だったのでしたが、その甲斐あって先行の車は一台だけでした。
遅く着いた人は車道の広いところに路上駐車することになるようで、それも集落の方には迷惑でしょうね。
私たちが車を停めたすぐ後に姫路ナンバーの車が入りました。出発の準備をして歩き始めたのが8時20分ぐらいでした。
車道は雨が降ったわけでもないのに、路面が濡れているのは雪解け水??
登山口へは走ってきた車道を5分ほど引き返します。
ショウジョウバカマの周囲の落ち葉は雪で押しつぶされていて、ついこの前まで雪が積もっていたことが窺がえます。
去年、島根で見かけたトキワイカリソウとも一年ぶりの再開です。
登山口通過は8時35分です。
登山口からほんの数メートルの畔にキクザキイチゲが見えていますが、朝のうちなのでまだ花が開いていません。
下山してから、もう一度立ち寄ることにしましょうか。
道中の車からの眺めでも予想していたことでしたが、この辺りは山桜がまだまだ綺麗に咲いています。
四国では4月20日にはちょっとした山地でも山桜が終盤だったことを考えると、遅い春の訪れですね。
山桜だけでなく、ヤマナシも登山口付近に咲いていましたが、こちらも花芽が多くてまだ咲き始めたばかりのようでした。
4月29日の皿ヶ嶺山行の時はヤマナシの花がまだ咲いてなかったので、ちょうど良かったです。
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