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2012-06-24

初夏の東北の旅、その11、小岩井農場見学

早池峰に登った9日は先輩たちも私も夜10時には爆睡してしまいました。

早く眠ったら早く目が覚めるのは当然の話で、10日の朝は先輩たちも私も5時過ぎには目覚めました。

前夜は「この調子なら10日は秋田駒でも登れるかも?」と気炎を上げていたいた先輩方でしたが、さすがに筋肉痛が出ているようで、結局、この日は小岩井農場見学と言うことになりました。(^_^;

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画像は小岩井農場から眺めた岩手山です。

前日の朝は食べそびれたバイキングの朝食をお腹いっぱい食べて、10過ぎには宿を出発しました。

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宿を出る前にロビーからの眺めを撮影します。

考えたら8日の日は暗くなってから到着、翌9日は早朝から早池峰山に向かったので、ロビーからの眺めをまともに見たのは出発の日が初めてと言うありさまです。

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宿の窓から撮影した眺めと言うか宿の駐車所の様子です。

駐車場付近にはものすごく大きな針葉樹などが育っていて、これを写したかったのです。

車の大きさから比較してもらってもわかりますが、樹高20mは軽くありそうな木々が見えています。

今回の東北の旅で、一番印象に残っているのは木々の大きさかも知れません。

車を走らせるたびに、道沿いの木々の大きさに圧倒されそうになりました。

岩手では特にアカマツの大木が随所に見られました。

アカマツの大木は2004年の八幡平や秋田駒行きの際も見ていて、印象に残った光景だったのですが、今回は一段とその印象が強くなりました。

そして車で走っていて、「岩手の県木ナンブアカマツ」というのを目にしました。

あの特徴のある大きなアカマツはナンブアカマツと言うのですね。

P6241521復興のためへの支援になるかもと思い、ささやかですが、琥珀のネックレスをお土産に買い求めました。

琥珀は岩手の久慈の特産品だったんですね。

ネックレスの下に置いてあるのは徳島の脇町で買い求めた本藍染めののガーゼタオルです。

このガーゼタオルを首に巻いて、早池峰に登りました。

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花巻を出て1時間も経った頃、行く手に岩手山の姿が見えてきました。

生憎と山頂には雲がかかっています。

岩手山の素晴らしい姿は2004年にも盛岡付近から眺めていたので、今回もぜひ見たかったのです。

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進路を西に取ったら、今度は標高はそれほどでもないのに、雪がべったりとついた山が見えてきました。

このときはわからなかったのですが、これは秋田駒方面だったようで、さすがに日本海に近づくほど山の雪が多くなりますね。

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小岩井農場についても、私にとっては半分野草散策みたいなものですから、目についたハルジオンを撮影します。

四国ではあまり見かけない花で、ピンクが素晴らしいです。

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コンフリーも一年ぶりで見ました。

どういうわけか、これも四国ではほとんど見たことがなくて、去年は八ヶ岳の麓で見かけました。

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花芽の綺麗な紫色が素晴らしく、庭植えにしても綺麗だろうと思います。

農場で飼っているヒツジから採れた毛糸で手織りで織り上げたホームスパンのジャケットなども売られていて、到底手が届きませんが、素晴らしく風合いが良くて、魅力的です。

もともと編み物が好きな私は、織物にも一時憧れたことがありましたので、興味深く見せていただきました。

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足が筋肉痛で痛いというKさんだけは車に残りましたが、後の3人で牛舎のほうを見てきました。

放牧の牛はあまりいませんでしたが、牛舎の建物は文化財のようです。

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サイロも文化財のようでした。

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サイロを眺めるOさんとAさん・・。

古い建物は味わいがありますね。

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古い牛舎で飼育されている牛たち・・。

この牛さんから搾った牛乳が小岩井のチーズやバターとなるわけです。

この後ハプニングがありました。

というのも、牛舎から会いちばんに出た私の目に映ったのが、なんと1m半はあろうかと言うでっかいアオダイショウでした。

今年は山でもまだヘビに遭ってないというのに、牧場ででっかいヘビに遭遇するとは…思わず、大きな悲鳴を上げてしまいました(^_^;

私はさすがに撮影しませんでしたが、先輩たちはそのアオダイショウもコンデジで撮影していました。

「最近はアオダイショウなんて見る機会もないから、珍しい・・」と。

近くでいた農場の方がびっくりして見に来ましたが、特にアオダイショウを捕獲する様子もありませんでした。

牛に悪さをすることもないんでしょうね。

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2号牛舎についての説明です。

1908年に建てられた建物だそうですが、中にはちゃんと牛さんたちがいました。

古い建物ですが、立派な現役なんですね。

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牛舎の周囲を少し散策しましたら、クサノオウが咲いていました。

クサノオウは四国の山地では4月に見かけると思うのですが、岩手ではまだ咲いているんですね。

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これはキイチゴか何かでしょうか。

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これは??

葉の様子からニワトコの実だとわかりました。

ニワトコも四国では山で見かける木ですが、岩手では山ともいえないような場所に自生しているようです。

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テンナンショウの仲間も牛舎の周囲にたくさん咲いていました。

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最後に駐車場近くで見かけたホオの花を撮影しました。

ホオも四国では山で見る木で、それも低山ではなく、結構高い山の山すそや中腹などで見るように思います。

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こんな身近なところで、山で見る木や花が見られるのもやはり緯度が高いせいでしょうね。

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再び花巻に取って返す途中、石鳥谷の道の駅で遅いお昼を皆で食べました。

岩手は何と言っても畜産品が美味しいところです。

2004年に西根の道の駅で食べたチャーシューメンも絶品でしたので、2種類の豚のチャーシューが乗っているというラーメンを注文しました。

麺の量も多く、ボリュームのあるのが岩手の食べ物屋さんの特色ですね。ほんと、いいところです。

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この日は先輩方は新花巻駅でレンタカーを返して4時半ごろの新幹線で帰る予定です。

私はと言えば、夕方4時過ぎの高速バス「けんじライナー」で仙台に向かう予定なので、先輩方がバスが出る花巻駅まで送ってくださいました。

花巻駅でお別れの際に先輩方を記念撮影です。皆さん晴れ晴れとした表情でした。

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バスの待ち時間が少しあったので、娘に連絡の電話をしたところ、なんと仙台は雨が降っていると言います。

ここ花巻は西日が射していて、日焼けしそうなほどでしたが・・。

同じ東北と言えども天気はいろいろですね。

バス停でバスを待っている間に、ベンチをふと見てみたら、ベンチの背もたれの部分にセロ弾きゴーシュのレリーフがあしらわれていました。

やはり宮澤賢治のおひざ元の町なんですね。

そして、同じバス停には早池峰山の登山口行きのバスもこの日から運転されているようでした。

仙台行きのバスには花巻へ来る時とは対照的にたくさんの乗車客が乗り込んできました。

週末を自宅で過ごした人が、再び、勤務先の仙台へと帰る…そんな人が多かったのかもしれません。

コメント

あの山登りのあとですから、爆睡は良くわかります。
早朝の農場は爽快だったでしょうね。

多摩NTの住人様、こんばんは。

山登りした日の夜は、朝が早出なこともあって、帰ったらバタンキューと言うことも多いですよ(^_^;
おまけに勝利の美酒??も入ってましたしね。

一昨日も岡山の山にササユリを見に行ったのですが、やはりお風呂入ってビール飲んだら、ブログ更新もコメントのお返事もできず、バタンキューでした(^_^;

keitann様 こんにちは
山から下りてゆったりとした時間をもたれましたね。
これを本当のリッチというのでしょうか。
身近に大木のある風景というのは心が安らぎますね。
大きいついでにアオダイショウの大物まで登場でしたか。

琥珀は柔らか味のある光沢なんですね。
キイチゴか何かは野生の桑の実かもしれませんね。

チャーシューメン、おいしそうですね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

この日は山から下ったら温泉&上げ膳据え膳の夕食が舞っているなんて、まるで王侯貴族のような一日でした。
まさしくリッチなひと時でしたよ。
いつもは山から帰ったら、石が敷く夕食の支度をすることが多いのですが(^_^;

大木のある風景…我が家の近くでは大木があっても1本か2本ですが、東北では木々がほんとにとに大きくて、そのことは7年前の東北行きのときも今回も、しみじみと感じました。
琥珀は琥珀色の・・・・と言う表現がありますが、結構好きな石かもしれません。虫の入った琥珀は面白いものですが、値段が高くて、手が出ませんでした。
木の実はやはり桑の実でしょうか。
葉の形が桑だと思ったのですが、実る時期が東北だともっと遅いのでは?などと思ってしまいました。
季節が四国とかなりずれがあるので、考えすぎたかもしれません。

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