初夏の東北の旅、その12、栗駒峠のイワカガミ
高速バスで仙台に着いたら、娘夫婦が迎えに来てくれていました。
山形から仙山線で一足先に仙台に着いていた主人も一緒でした。主人が9日、10日と滞在していた山形も雨だったそうで、雨のため、蔵王に行く予定が羽黒山に変更になったそうです。と言っても主人は山登りはしませんので、学生時代の仲間と観光ドライブだったとか・・・。
娘夫婦の家で泊まった翌日も、なぜか4時半ごろ目が覚めてしまい、(旅に出ると、なぜか早寝早起きです)娘が切らしそうになっていたトイレットペーパーや食パンなどを、駅前の24時間営業のスーパーまで買い出しついでに散歩してきました。
東北の旅ではこの日、11日がいちばんの好天でした。
11日は角館観光をすることは決めていましたが、角館までの経路は決めておらず、行き当たりばったりで走りました。
朝8時に娘の車を貸してもらい、仙台市内を出発します。去年9月に来たときは震災後の道路工事などで、市内がずいぶん渋滞していたのが、今回はかなりましになっていました。
すいすいと走り、泉インターから東北道に乗ります。
前日の夕方に東北道を北から南へと走ってきたばかりなのに、翌朝は南から北へと走っている自分に苦笑します。(^_^;
天気が良くて、栗駒方面が見えそうなので、最初のPAで主人と運転を代わってもらいます。
案の定、車窓の西側に栗駒山が見えていて、助手席からだと撮影ができて好都合でした。
栗駒山も山頂付近はまだかなりの雪です。
この姿を見たら、秋田には栗駒峠経由で行ってみたくなりました。
と言っても、一関からは去年走っているので、今回は宮城側の栗駒山への登山口であるイワカガミ平へ向かう道があるはずなのでそちら方面をまずは目指します。
走っている間も栗駒山が見えて気分爽快です。
途中でヤグルマソウの花が見えたので、車を停めて撮影しました。早池峰でも見かけたのですが、まだ咲いてなかったのですが、栗駒山の麓は花が早いようですね。
タニウツギも早池峰山の登山口へ向かう道では見かけませんでした。やはり日本海側に咲く花のようですね。
主人も前日、羽黒山に行く折りにこのタニウツギをたくさん見かけたそうです。
途中、そのまま直進しすぎて、危うく栗駒山への登山口であるイワカガミ平方面のほうへ走り過ぎました。一関方面への分岐まで戻って、今度は一関方面への道を走ります。
この道は、去年の秋に一関から栗駒峠へと向かった際に確認してるので、どこに出るかはわかっています。
ツリバナは剣山の行場で6月10日ごろに見ていますから、花の時期がこことほぼ同じですね。この場所の標高は900mぐらいで、剣山行場より800mほど低いのですが緯度が高い分、花期が同じになるんでしょうね。
ここまで来ると、秋田側に入り、去年と同じく栗駒峠から鳥海山が見えました。
雪で真っ白で驚きました。
さすがに日本海側に近いのと標高が2236mもあるのとで、東北の山の中でも残雪の量が群を抜いていました。
月曜日と言うのに、温泉目当ての人がたくさん来ているのか、駐車場は結構な車の数ですね。
栗駒山荘の食堂は全面ガラス張りなので、お昼を食べながらも真っ白な鳥海山を楽しめます。
主人も私も宿で和食が続いたので、それぞれ、カレーとパスタを頼みました(^_^;
山荘から少し下ってくると、湿原になるのですが、その湿原を手前にした鳥海山です。
この湿原は秋に散策した場所なのです。
この付近は標高1200mほどあるので、車道沿いでも十分高山植物が見られます。
四国では考えられないですね。
岩手側の須川温泉のほうも見てみました。
岩の一部が赤くなっているのに気づきました。
どうやら赤いところはイワカガミが咲いているようです。
赤い部分をトリミングしてみたら、やっぱりイワカガミが群生しているんですね。
私一人なら、もっと散策していたいところですが、この日は角館観光の予定です。そろそろ秋田側へと下ることにしました。
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