« 初夏の東北の旅、その2、仙台から花巻へ | メイン | 初夏の東北の旅、その4、早池峰山のムラサキヤシオ »

2012-06-15

初夏の東北の旅、その3、早池峰山のタチカメバソウ

8日の夜は例によって、少し寝つきが悪かったのですが、目は5時に覚めました。

初めての山に登る前夜は、緊張のためにうまく寝つけないことが多いのです。私が起きたら、先輩方も次々と目を覚まされました。

山登りの身支度をして、5時50分ごろには出発しました。

宿の朝食は7時からと言うことで、この日は朝食は不要と言うことを前もって宿に言ってありました。料金はその代わり1000円引きと言うことで、なかなか良心的な宿でした。花巻温泉、なかなかお勧めでしたよ。

朝食を食べるのと、お昼ご飯やお茶を買うために、途中でコンビニに立ち寄ります。コンビニでは最近は淹れたてコーヒーが飲めるのでありがたいですね。この日の運転は私がしましたが、ナビは先輩のOさんが引き受けてくださいました。途中、ちょっと道を間違えたりしながらも、8時には河原の坊登山口に着きました。

先輩のAさんは昭文社の地図で見て、小田越登山口からのほうがコースタイムが短いというので、小田越から登りたいと言っていましたが、小田越には駐車場がないと書かれてあったので、結局、河原の坊から登ることになりました。河原の坊からのコースは私がもともと歩きたいと思っていたコースです。内心「やった~」と思いました。

下の駐車場にはこれだけの空きがまだありますね。

P6090079

実はこの日、6月9日は、マイカーで登山口まで乗り入れできる最後の日でした。翌日の10日は山開きなので、10日からはシャトルバスで登山口まで行かねばなりません。それもあって、9日に登山決行を決めたのです。

まだ時間が早かったので、駐車場には5,6台しか駐車していませんでした。

P6090080
赤い屋根は登山口のトイレです。

トイレ付近が登山口から一番近い駐車場です。

P6090082

びっくりしたのは、駐車場でノビネチドリが咲いていたことでした。

四国の山にもノビネチドリは咲きますが、かなり高いところまで登らないと見られない花です。

P6090083
スミレも咲いていて、これはオオタチツボスミレのようですね。

P6090086
車道をはさんで駐車場とは反対側に、早池峰総合休憩所と言う建物があって、ここで携帯トイレの無人販売所がありました。

早池峰山では山開きの日から10月8日までの期間、山頂の小屋のトイレが閉鎖されるそうで、その間は携帯トイレの使用を勧めているようです。私たちも350円で一個ずつ購入しましたが、結局、使用することなく持ち帰りました。

でも、携帯トイレは話には聞いていましたが、見たのも買ったのも初めてのことでした。

この画像の小屋が総合休憩所です。

P6090085
小屋の前の白板には登山道の状況と、今咲いている花とが書き込まれています。

お目当てのヒメコザクラも咲いているようですね。良かった良かった・・・。

P6090087
休憩所から車道をほんの少し歩いたところに、登山口がありました。

山頂まで2,6kmとあるのでAさんが「2,6キロなら楽なんじゃない?」と言うので、「山道の2.6キロはなかなかのものですよ」と軽く牽制します(^_^;

実際、この2.6キロは登り甲斐があったのでした。

因みにシャトルバスを利用する際はマイカーが乗り入れできるのは6キロ下の、「岳」駐車場までです。

P6090088
登山口では登山届を出すようになっているので、メンバーの名前を書き込みます。緊急連絡先の電話番号千葉の先輩のOさんの番号を書かせてもらいました。ご主人も私の先輩だし、何より早池峰山からいちばん近そうですね。

登山開始は8時10分です。

P6090089
歩き始めてすぐに沢の渡渉があります。

石が濡れていて、私はしょっぱなから滑って、トレッキングパンツのお尻の辺りが少し濡れてしまいました。悪い見本を身をもって示してしまったようです(^_^;

おかげで、その後はどなたも足を滑らせることなく歩けましたが・・・。

P6090090_3
どう渡ろうかと考えているAさん・・・。

この後も渡渉が2,3か所ありましたが、大雨の後などは到底渡れそうもない雰囲気の沢でした。その場合は小田越からのルートを取らざるをえませんね。

P6090092
歩き初めからしばらくは、タチカメバソウがたくさん咲いていて、私は大喜びでした。

と言うのも四国の山ではタチカメバソウは見られないからです。

今までにタチカメバソウを見たのは北アルプスの朝日岳の下りで見ただけで、それもほんの2,3株だけです。

今回は歩き初めからしばらくの間、道沿いにかなり咲いていたのです。

いかにもムラサキ科の花で、ワスレナグサを白くしたような花ですね。

P6090095
登山道沿いにもノビネチドリが咲いていて、この株はずいぶんがっしりとした感じでした。

葉っぱが何かに食べられていますね。

P6090096
石鎚山系で5月末に見てきたばかりのコヨウラクツツジがここでも咲いていました。

コメント

keitann様 こんにちは
いよいよ登り始め荒れましたね。
沢そばですってんころりんは小生も去年から今年にかけてよくやりました。

ノビネチドリが出てきますね。
タチコメバソウは本州に限定なのでしょうか?
しかし、小生も今年は未だ見てはいません。

keitann様の希望するコースからの登りとなり納得が行きましたね。
さぁ、どんな花が出てくるか楽しみにして読み進んで行きます。

ぶちょうほう様、こんばんは。

歩き始めでいきなり滑ってしまい、トレッキングパンツを少しばかり濡らしましたが、登りの最初は天気もまずまずだったので、そのうち乾いてしまいました。
最初の人が滑ると、後を歩く人が用心してくれるので良いですね。
私の場合は滑っても良いのですが、膝痛や腰痛を抱えた先輩たちが転ばなくてほんとによかったです。

ノビネチドリはわずかですが四国の山でも咲きますが、タチカメバソウは雪の多いところでしか見ない花らしく、北アルプスでも朝日岳でしか私も見ていません。
でも、早池峰の河原の坊コースでは最初の一時間ぐらいずっと咲いていましたよ。
花のほんとに多い山で、退屈することはありませんね。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ