012年、残雪の北アルプス、その3、イワカガミとゴゼンタチバナ
本来なら、ここより標高が1000m近く高いところで咲いているはずのイワカガミです。
そして、いつもここでイワカガミとともに咲いているゴゼンタチバナもやっぱり咲いていました。
イワカガミは石鎚山系で見ているものの、ゴゼンタチバナは今年はこれが初見でした。でも、もっと上まで登ればたくさん咲いているはずですね。
6月に東北をドライブした際に見かけたヤグルマソウの花がここでも咲いていました。
タニウツギがこんな下のほうでも咲いています。今年は雪が多かったからでしょうか。
今年ほどタニウツギをよく見た年は初めてでした。
東北の山々で、そして岡山の山で、新穂高でも例年見てますが、こんな下で咲いていたのは初めてでした。
それでもコキンレイカの花は今年もやっぱり花芽しか見ることができませんでした。別名、ハクサンオミナエシです。
もう秋の花と言っても良いですね。
今年は一体に花が遅いらしく、樹木の花もまだ綺麗なのが多かったようです。
しばらくぶりで見かけたので、最初は思い出すのに時間がかかりましたが、これはオニシモツケですね。
ショウマみたいな白い花ですが、葉っぱがショウマとは違います。
四国には分布がなくて、これは中部地方以北に分布します。
帰り道ではピンクノシモツケソウも見たのですが、帰りはいろいろ事情があって、撮影できませんでした。
この橋を渡って蒲田川を左岸から右岸へと渡れば、わさび平もそう遠くはありません。
この日は天気が良くて稜線がはっきりと見えたので、熱心に眺めているYさん。
いちばん初めにこの道を通った時は、まだこの場所は崩落してなかったように思います。
雪の多い場所ですから、毎年、どこかで崩落しているようです。
道沿いの繁みの中で掃くs何シャクナゲがまだ綺麗に咲いていました。
やっぱり今年は花が遅いようですね。
ここの水は美味しいと聞いていたので、ちょっとお味見していきます。
夏らしい光景ですね。
去年は7月末に歩いたのでいっぱい咲いてましたが、今年は往路ではまだ一つも咲いてなかったタマガワホトトギスです。
オニノヤガラも場所は少しずつ違っているようですが、この付近で毎年見ています。
サンカヨウがすでに実になっていますが、上に行けばどこかで花が見られるでしょう。
いつものように、ここで休憩を取ります。
こんにちは。
楽しそうな登山ですね。
これだけの花が次から次に出てくると、私の頭では混乱しそうです。
投稿: 多摩NTの住人 | 2012-07-25 08:38
多摩NTの住人様、こんにちは。
後輩との山歩きは今回は2年ぶりでした。
単独は単独で良さがあり、同行者との山歩きはまた違う良さがあります。
どちらで登っても山は魅力がありますね。
林道歩きは普通は単調ですが、このコースは植物が多いので植物好きには楽しい道ですよ。
投稿: keitann | 2012-07-25 12:06
keitann様 オニノヤガラはまだ見たことが有りませんでしたが、こんなところにあったのですね。
過去にこの道を三度通っていますが、気づかなかったのはうかつでした。
道端の涼しい風の吹き出す場所は「お助け風」(風穴)でしたか? 確かに岩の間から涼しい風が吹いて来ましたね。
ワサビ平小屋はあの立地で商売が成り立つのでしょうか。そんなことを感じながら通り過ぎたことを覚えています。
道端のツルアジサイも懐かしく思い出しました。
投稿: ぶちょうほう | 2012-07-26 08:50
ぶちょうほう様、こんばんは。
オニノヤガラはこのルートでは毎回見ていると思いますので、7月下旬なら咲いていると思います。6月~7月半ばぐらいはまだ伸びてないかもしれません。
今回は登りの時は気づかなかったのですが、下りではヤブの中でササユリも咲いていました。
花は一体に遅めでしたよ。
お助け風のところでは、いつもゴゼンタチバナとイワカガミが見られるようです。
わさび平は笠ヶ岳に登る人が前泊されるようです。
それと、遅い時間に新穂高に入った人は、やはりここで前泊したほうが楽でしょうね。
時間が遅いと、このコースは暑いので、大変です。
下山の時に、今からだとわさび平小屋泊まりかなと思う人と良くすれ違います。
投稿: keitann | 2012-07-26 22:17