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2012-10-09

10月の散策から、ミツバベンケイソウ他

10月に入ってから、秋晴れが続いていますが、いろいろと用事があってなかなか山には行けずにいます。

2,3時間なら何とかなるかと、実家近くの山で秋の花を見てきました。

お目当ての花はもう一つあったのですが、それでもミツバベンケイソウを見ることができました。

Pa038757

近付いて撮影した一枚です。

花を見るには丁度良い時期でした。

数年前にたまたま訪れたこの山で、初めて見たときには、何という花なのか名前も知りませんでしたが、名前を調べるにはさほど時間はかかりませんでした。というのも、その前に石鎚でアオベンケイと言う花を見たばかりで、これにとてもも良く似ていたからです。

先ほど検索して見ると、北海道の羅臼岳でも見られるそうで、羅臼には登っていますが、あの羅臼のいったいどのあたりに咲くのだろう?と思ってしまいました。気候的にも地質的にも共通点はあまりないように思うのですが・・・。

それに、これも先ほどの検索で初めて知ったのですが、香川でも絶滅危惧種に指定されているようです。

確かに、他の山では見たことがありません。

Pa038756
全体の姿です。

この株は中でも大きな個体で、しっかりしていました。

葉は三枚が輪生しています。

Pa038772
ちょっと小型の株ですが、それでも草丈30センチほどでしょうか。

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花色が地味なので、ぱっと見た瞬間はそれほど綺麗な花後も思わないですが、良く見ていると色も上品だし美しい花です。

Pa038733
帰りがけに、海辺を通って帰りましたが、この付近も私の野草散策のポイントになっています。

Pa038721
ツリガネニンジンは数だけはたくさんありましたが、今年は草刈が十分ではなかったようで、クズやその他の大型の野草やツル性の植物が繁茂してしまい、隠れるように咲いています。

Pa038730
コウゾリナが今年もここで咲いていました。

アキノノゲシは同じようなキク科の黄色の花ですが、アキノノゲシが優しい雰囲気があるのと対照的に、こちらは名前も姿もごついイメージです。

それというのも早茎に剛毛がはえているためでしょう。

Pa038723
子供たちが小さかった頃、中秋の名月の日はススキの穂を探して来るまで走りまわったものですが、10月ともなると、あちこちでススキが目につきます。

それといっしょにセイタカアワダチソウの黄色い花も見かけるようになり、秋が深まったことを実感できますね。

コメント

こんにちは。
ミツバベンケイソウは見たことがありませんが、仰る通り上品な色合いですね。絶滅危惧種ですか。長く残って欲しいですね。

おはようございます。
ミツバベンケイソウはこちらでもレッドリスト植物
ですが、山間部で少数見られるようです。海の見え
る散策コースもいいですね。私は海無し県育ちなの
で、こういう風景は憧れです。

多摩NTの住人様、こんばんは。

9月から10月にかけて里山で咲く花と言ったら、オケラやヤマハッカぐらいでしょうか。
ちょっと花の少ない時期に咲いてくれるミツバベンケイソウはありがたいです。それに、何と言っても今では珍しい花のようですから。

翼さん、こんばんは。

ミツバベンケイソウはどこででも見られる花ではなさそうですね。
香川でも小豆島で見られるようなことを書いていましたが、私は小豆島ではあまり見たことがないですね。
ミセバヤなどと同じく、岩場に咲くことが多いので、岩場の多い寒霞渓などで見られそうな気もしますが・・。

海辺の風景は四国では珍しくないですが、この光景は自宅から実家へ向かう際にいつでも見られる光景です。
最近はもっと早く行ける道が出来たので、そちらばかり走っていて、先日久々で、この海岸沿いコースを走ったら、とても良い気持ちでした。
やっぱり、瀬戸内海の光景は良いものです。

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