« イヌセンブリ | メイン | 晩秋の里山散策、その1、ムラサキセンブリ »

2012-11-08

ツリガネニンジン、コウヤボウキなど

センブリを見に行った日は1時間ちょっと歩いたのですが、ツリガネニンジンを山の中と山すそとで見かけました。

Pa260365

ツリガネニンジンを初めて見たときのことも結構はっきりと覚えています。

私自身は子供時代は別として若いころはアルプスや上越国境の山などどちらかというと高い山を歩いていたので、ツリガネニンジンよりも先にその高山型であるハクサンシャジンのほうを先に見て知っていたというのも、順序が逆かもしれませんね。(^_^;

私の住む香川ではちょっと郊外に行くと、ツリガネニンジンはまだまだあちこちで見ることができます。

Pa2603561
田んぼの畔などで草丈1.5mほどにもなって咲いているのよりも、山道でひっそりと咲いている姿は野草らしくすっきりとした姿で、なかなか良いものです。

Pa260345
どこででも見かけるシロヨメナですが、これも趣があって捨てがたいです。

丈夫そうな花なのに、不思議と山地でしか見かけません。

Pa260349
シラヤマギクは実は今年の初見がこのときでした。

このシラヤマギクは私の頭の中ではキク科の花の中ではかなり早く咲く花と言うイメージがあって、これを見たのは10月末で下から「まだ咲いてるの?」と言う感じでした。

そして実を言うと、今日もシラヤマギクの花を見かけたので、「花期の早いキク科の花」というイメージが私の中でちょっと崩れそうなのです(^_^;

舌状花がまばらで草丈が割合高いのが特徴です。

Pa260352
いちばんわかりやすいのは葉の形ですね。

キク科らしからぬ形をしています。

Pa260355
アキノキリンソウがこんな風に陽だまりで咲いているのも、この時期好ましい姿ですね。

Pa260366_3
センボンヤリの秋の閉鎖花も侘び寂びの極致のような姿です。

Pa260376
コウヤボウキももう終盤だろうと思っていたら、思いがけずまだ綺麗な花を見せてくれました。

Pa260373
そしてこの山の面白いのはコウヤボウキとナガバノコウヤボウキが直ぐ隣り合わせで自生していることです。

咲き誇っているコウヤボウキの隣で、ナガバノコウヤボウキはすでに果実になっています。花期が早いんですね。

Pa260388
下りの薄暗い道沿いで、ヤブムラサキの実がひっそりと実っていました。

Pa260391
山を下ってしまい、車道を走っていると車道沿いではヤクシソウが西日を浴びて黄金色に輝いていました。

Pa260312
タヌキマメはこれが最後の花でしょうか。

タヌキのしっぽのような豆果のほうが目立ちます。

Pa260404
山すその私の散策場所はすっかりツリガネニンジンの道と化していました。草刈が終わってから咲きだすので、今頃が花盛りなんですね。

Pa260392
車を走らせていると、車道に一羽のアオサギがいたのですが・・・・

Pa260394_2
車が近づいても逃げる気配がありません。

特に怪我してる風もなかったですが、アオサギは警戒心がない、なんてことはないんでしょうね(^_^;

コメント

おはようございます。
ツリガネニンジン、まだ咲いていますね。こちらでは
リンドウが林縁に咲き出し、ユウガギク、ヨメナと併
せて、花の季節も終盤です。これからは、冬の明るい
森を冬鳥を探して歩きます。
アオサギですね。とても警戒心が強いですよ。でも、
知ってるんですね、きっと車から降りてこないという
ことを…。

こんにちは。
ヤクシソウが輝いているのが綺麗ですね。
薄暗い藪の近辺で、このように輝いている姿を、私も時々見ることがあります。
タヌキマメは今年は見逃しました。

keitann様 こんにちは
里山の花模様は三河でもこれと似たようなものがありますが、タヌキマメとシロヨメナは見ないかもしれません。
(ただしシロヨメナは小生が見過ごしている可能性が大きいようです。)
シラヤマギクは華美とは対極にある花のようで、小生は結構好みです。
このスペード形の葉に触ると両面がごわごわでまるでヤスリみたいな触感ですね。
そんな無骨さもますます好みになってしまいます。

アオサギ君の近写は珍しいですね。こんなにそばに近寄らせてくれるなんて、keitann様が邪気をさらさら持たない人だという事の証明では無いでしょうか。

翼さん、こんばんは。

ツリガネニンジン、環境によってはかなり遅くまで咲いているみたいですね。
現に、昨日登ってきた山では、まだ花芽だったんですよ。
こちらの山もシマカンギク、ムラサキセンブリ、ヤマラッキョウが咲き始めると花も終わりです。
今年はまだキッコウハグマを見てないので、どこかで見てこようと思っているのですが、さて?

冬の間は我が家の木々にやってくる野鳥も楽しみだったのですが、去年ぐらいからシジュウカラやメジロが少なくなったようです。

四国では12月になっても、高知の海岸部に行けばアシズリノジギクなどがまだ咲きますので、花散策はまだしばらく続くんですよ。
アオサギ、やはり警戒心が強いですよね。
近くの川にもよくやってくるんですが、近づくと飛び立つことが多いように思うので、このときは不思議でした。

多摩NTの住人様、こんばんは。

ヤクシソウの輝くばかりの黄色は車道からでも良く目立ちますね。
昨日も数は少ないですが、やはりまだ咲いてましたよ。

遠目にはシマカンギクとよく間違うのですが、やはりシマカンギクよりも派手な色目だと思いました、
タヌキマメは今年も我が家で育てましたので、自宅でもフィールドでも見ることができましたよ。

ぶちょうほう様、こんばんは。

三河の山々の花を御ブログで拝見していて、こちらの山の花と共通しているものが多いように思っておりました。
シロヨメナは三河の山には咲きませんでしょうか?
こちらの山ではほぼすべての山で咲いていると思います。
タヌキマメはかなり少なくなっているようなので、環境の良いところでないと、こちらでも見ることは出来ないようです。
シラヤマギクは私も結構好みです。
あの葉っぱは、ほんとにざらざらとして、そっけない雰囲気ですが、そういうところが良いのかもしれませんね、

アオサギはこちらでは良く見かける野鳥ですが、このときはこんな山地の中の車道の真ん中でどうしたことかと、こちらのほうが驚きました。
通行量の少ない道路だからアオサギ君もついのんびりしたのかもしれませんね。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ