弥谷さんのヤマアイ
12月がずいぶん寒かったので、たぶん咲いてないだろうと思っていたのですが、どうしてどうして、ちゃんと咲いてましたよ。
ヤマアイって沢筋の薄暗いところに多いのですが、この場所は西日が少し当たるんですね。
私が行ったときにもちょうど西日が射していて、撮影しやすくて助かりました。何しろ小さな花ですから・・・。
このヤマアイの葉でも、藍染めが出来るということですが、さすがに試してみたことはありません。
本物のアイタデは一度だけ育てたことがあって、生葉染めというのを試したことがあります。
去年の冬もずいぶん寒くて、ヤマアイの花が咲いているのをいつまで経っても見られなかったのを思い出しました。
ふと目についたのが、ヤマアイの葉っぱの上にとまっていたテイカカズラの綿毛です。
そうそう、この時期はテイカカズラの綿毛が舞う季節でもありますね。
その後、意識してテイカカズラの綿毛を探すようにして歩いてみましたら・・・
今年は特に多いような気がしましたが、たまたまそういう時期に行き合わせただけかもしれません。
種が飛びだしていくサヤは一つしか見られませんでしたから、種の飛び出すのはもう少し早い時期、12月半ばごろだったのかもしれません。
去年は晩秋にどこかでテイカカズラの果実を見ているのですが、それがどこでだったのか??
石段の片隅には綿毛が吹き集められたか、いっぱい固まっていました。
平安時代のものとのことですが、ちょうど年末に山寺でも磨崖仏を見てきたところなので、しげしげと眺めてしまいました。
ところどころでナガバノタチツボスミレのこんな姿を目にしました。
後2月かもう少し経てば、花を咲かせるでしょうが、その頃にはあちこちの山を訪ね歩いているので、ここ弥谷さんに来ることもありません。
長い階段を登りきったところには、毎年のように確認せずにはおれない紅梅が1株あります。
今年の花芽はずいぶん固そうでした。
まだまだ本格的な花散策には間がありますが、年明け早々の散策には、その年の野草の咲き具合を知る手掛かりがあります。
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