石鎚山系の伊吹山へ、その3、ブナ
前にも書きましたが、このコースは昭文社の地図にも記載がなく、また冬場のこととて、雪の状態などでコースタイムは異なりますが、シラサ峠まではだいたい2時間ぐらいの行程と聞いていました。
歩き始めて50分ぐらい経ったことでもあり、それほど急ぐ理由もないので、休憩場所におあつらえ向きのところで、一本取ることにしました。時刻は9時23分です。
夏場なら、ちょうど休憩にピッタリの丸太も置いてありますが生憎と雪が積もって要るので、私は例のごとく、ザックを座布団代わりに座ります。昔はキスリングを地面の上に置いて、その上に座って休憩したもので、今もその癖が抜けません。携帯座布団も購入してあるのに、こういう時に限って忘れてきました(^_^;
ここからは陽射しを浴びながらの歩きとなるので、さすがにダウンは仕舞い込んで代わりに山用のウールのシャツを出します。でも、歩いているとそれでも暑そうなので、ウールのシャツは腰に巻いて、速乾のシャツの2枚重ねだけになります。
軽く行動食を食べたら9時35分に出発です。
このルートは道標も何も立っていませんが、道はしっかりしており、赤布もところどころにつけられていてよほどのことがない限り、道迷いの心配はありません。
それでも精々20センチ程度の深さで、歩きやすいものです。
斜面が少し急になってきましたが、道はジグザグになっていて、登りやすいです。少し凍っている場所もありますが、登りなので、アイゼンは必要ありません。
何かの木に着生したつる植物だけが青々とした葉を茂らせています。
この冬初めて見るブナの冬姿です。
ブナは10月末の寒風山以来で見るので、嬉しくて撮影していると、Eさんが「ブナなんて稜線に出れば飽きるほど生えてるよ」と・・・。わかっちゃいるんですが、やっぱり撮影せずにはおれません。(^_^;
下から見上げると青空背景で良い感じ・・・。
最初のブナのすぐ上に電柱が現われました。
こんな山の中で電柱を見るとは何とも無粋ですが、どうやらシラサ峠にある山荘シラサに電気を引くための電柱らしいです。
電柱のすぐそばに折角綺麗なヒメシャラの木もあるんですけど・・・。
で、この電柱が出てくるとシラサ峠も近いそうです。
雪は少な目ですが、表面に真っ白な新雪が積もっていて見た目がとても綺麗です。
ブナの枝と枝の間から見えているのは瓶ヶ森??
こちら側からは見たことがないので、ちょっと迷いますね。
新雪は逆光で撮ると良いというのをどこかで読んだので、ためしに逆光で撮影してみました。
どうでしょうか?
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