3月上旬の高知ドライブ、その3、テングチョウ
沢沿いの道を歩いていると、先ほどから何か飛んでいるようです。
春先にはいろいろなチョウが飛び始めますが、この日3月5日は折しも啓蟄でした。
そして、このとき飛んでいたのはテングチョウでした。地味なチョウですが、毎年、春一番で見かけるのはこのテングチョウが多いですね。
しばらく様子を見ていたら、近くでとまってくれたようです。
バックが杉の枯葉なのでわかり辛いですが、まるで天狗みたいに頭の先端がとがっているのでテングチョウらしいです。
しばらく待っていましたが、翅を開いてくれませんでした。
この日は、次に歩いた場所ではルリタテハとモンシロチョウを見かけました。
そういえば、自宅でも今日はテントウムシを見かけましたし、花に限らず虫たちも季節をよく知っていますね。
この季節の山は咲いている花はまだ少ないですが、いろいろな芽出しを見ていると楽しいです。
これはウバユリの芽出しですが、赤い葉脈が綺麗です。
樹肌が青黒い色をしているので、クロモジです。
和菓子をいただくための楊枝はクロモジの枝から作られるので、くろもじとも言います。
この後立ち寄った道の駅で切り花にして売られていたクロモジには、もう花が咲いていました。
香川の里山でクロモジに花を見かけるのは後20日ぐらいでしょうかね。
川のほとりで良く見かけるセキショウもあちこちに自生しています。
こちらはアブラチャン木ですが、これも去年訪れたときには綺麗でしたが、今年は時期が早くてまだ咲いていませんでした。
水の滴るような法面にはシロバナショウジョウバカマがいっぱいです。
でも、これもまだ花芽です。
もう少し標高の低い場所で見かけたショウジョウバカマでも、まだようやく花芽が白くなった程度です。
普通のショウジョウバカマよりうんと花期が早いシロバナショウジョウバカマですが、それでも今年は少し花が遅れているようです。
マメヅタとよく似たマメヅタランというのもあるそうですが・・・。
高知ではいたるところでマメヅタを見かけます。
コメント