3月中旬の高知散策、その1、シロバナショウジョウバカマ
先週、山友達のTさんにお会いする機会があったのですが、そのときに、久しぶりに一緒に花散策でもという話が持ち上がりました。
二人の都合が合うのは3月16日の土曜日ということで、週末なら山仲間のRさんもお誘いしてみようということになりました。
幸い、今シーズンは存分に雪の山を楽しんだRさんもそろそろ色のついた花を見たいとのことで、16日は久々に3人そろっての花散策です。山登りではないので、集合はいつもの場所にゆっくり目で7時にしました。
当日は朝の冷え込みが厳しくて、集合場所に行くまでに霜の降りている光景を眺めました。車の温度計は3℃、寒いのでしっかりと防寒して、車内はもちろん暖房を入れて出発です。
フクジュソウもこの時期見てみたいのですが、まずは高知のシロバナショウジョウバカマを偵察しに行きます。
5日に見たときは花芽の先がほんの少しだけ白く見えていたので、10日後にはちょうど良い頃だろうと思っていたのですが、案の定、良い状態の花を見られました。
四国ではシコクバイカオウレンやフクジュソウ、セリバオウレンなどに次ぐ早春の花ですね。
Tさんに「ここの花は葯の色が白いね」と言われて初めて、私も、気づきました。
去年もこの場所のシロバナショウジョウバカマを見ているはずなのに、それに気づきませんでした。今まではシロバナショウジョウバカマと言うと葯の色は淡い紫だと思い込んでいたのですが・・・。
自分のブログを過去にさかのぼって記事を調べたところ、咲き進むに連れて花の色が変化するような感じは受けていましたが・・・。
シロバナショウジョウバカマは高知や徳島の山地では良く見かけるもので、普通のショウジョウバカマよりも1か月ほど早く咲きあがります。
シロバナショウジョウバカマの葉は鋸歯があって、少し薄い葉っぱです。
こちらは別の場所で見たシロバナショウジョウバカマですが、葯の色は淡い紫色ですね。
ショウジョウバカマの花は雌性期と雄性期があって、咲き始めは雌しべが目立つ雌性期だそうで、この画像も雌しべが目立っていますから雌性期です。ということは、咲いてから時間が経つと葯の色が変わるというのでもなさそうですね。
5日に来たときには咲き初めだったセリバオウレンは、16日には終盤に近い姿でした。
今回も雌花を探したのですが、やはり見つかりませんでした。
コメント