初めての高尾山、その5、ヒナスミレとアオイスミレ
スミレの見分けは葉によるところが大きいので、これは困った・・・・
葉の形状を見るとどうもヒナスミレのようです。
画像では葉がピンボケになっていて申し訳ないです。
それにしても、四国で見かけるヒナスミレはもっとピンク色をしているのに、このヒナスミレはずいぶん花色が淡いですね。
念のため、高尾山でスミレ観察をされている知人に画像を見て頂きましたら、ヒナスミレで間違いないとのことでした。
今まではヒナスミレは花色のピンクが特徴だと思っていたのですが、色白のヒナスミレもあるということがよくわかりました。
これで、高尾山で早くも3種類のスミレを見られたので、心ウキウキですね。
アオイスミレも四国で見るものとは顔がちょっと違うようで、高尾山のものは顔がふっくらとしています。
展開前の葉が両側から巻くようにたたまれているのも特徴だそうです。
四国ではこんな心形をしたアオイスミレの葉はあまり見ないように思います。
これも参考までに、昨日、高知の山地で見かけたアオイスミレです。葉が良くわかる画像です。
↑のアオイスミレと比べると、ずいぶん面長ですね。
山頂直下をぐるりと一周するようにつけられている5号路の様子です。
ここから先は6号路を下ります。
尾根は人に踏み固められて、土が固くなってしまっています。
オーバーユースで、林の中は土がむき出しになっています。
6号路でも下のほうの山道はそうでもなかったので、山頂付近はケーブルカーやリフトで来る人が多いために、このような状態になってしまったのかと思います。
都心から近い山の悲劇でしょうね。
ビジターセンターでは1号路でヤマルリソウが咲いていると聞いていたのですが、こちらでもヤマルリソウが咲いていました。まだ四国の山でも見ていなかったので、嬉しかったです。
高尾山のヤマルリソウも山陰のほどではないですが、きれいなブルーの色をしています。
四国のヤマルリソウはピンクがかったのや白っぽいのが多いのです。
この石伝いに下って行くらしく、これが説目にあった飛び石歩きらしいです。
と言っても時間がまだ早いので、下からどんどん登ってくる人もいて、登りの人を優先させるのが山歩きの原則ですから、ときどきはぬかるみの上を歩くようになります。あまりぬかるんでなくて、まだラッキーでした。
こんな道を下りますが、1号路に比べると、完全に山道なので、歩いている人もそれなりの装備で来ている人が多いです。
こんな沢筋の道ですから、ユリワサビが咲いているのも納得です。
おはようございます。
高尾山は温帯林や暖温帯林が混成し、また、シダや
スミレの仲間も豊富なため、植物愛好家たちが好ん
で訪れるフィールドです。
一方、高尾山の北側に位置する斜面や渓谷域を裏高
尾と呼び、こちらもスミレをはじめ、植物観察のメ
ッカになっています。
土曜日は、この裏高尾を歩いてきました。目的はハ
ナネコノメでしたが、他にアオイスミレ、ユリワサ
ビ、アズマイチゲ、ニリンソウなどが咲き出してい
ました。ヒナスミレに会えたのはラッキーでしたね。
本種はピンクの濃いものや純白のもの、葉っぱに斑
が入ったものなど様々なパターンが見れます。アオ
イスミレは花弁が綺麗に展開しているものに会えま
したね。裏高尾のアオイスミレは、花弁が縮んでし
ったようなものが多く、撮影に苦労しました。
投稿: 翼@就業前 | 2013-03-18 08:29
翼さん、こんにちは。
高尾山では私は見ることがなかったのですが、ブナも自生しているそうですね。
ブナやイヌブナ、それにカシの仲間など自然林が豊富に残っているということは林床にはスミレなどの植物も多いということになるのでしょう。
時間が許せば、裏高尾方面に下ってみたい気もしましたが、この日は午後から予定があったので、叶いませんでした。
東京方面は電車やバスの路線が網の目のように巡らされているので、ルートを自由自在に取れるのは羨ましいですね。
アズマイチゲなどももう咲きだしていたのですね。
標高が低いので、開花時期が早いですね。
アズマイチゲは岡山のセツブンソウ自生地で咲きますが、ここ何年かは見てないように思います。
ヒナスミレに会えたのはほんとにラッキーでした。
アオイスミレと同じ場所で咲いているのはこちらの山ではあまり見たことがありません。
このとき見かけたアオイスミレはほんとに、いつも私が見ているアオイスミレとはお顔がちょっと違っていましたが、葉っぱや側弁が何かを抱き込むようにカーブしているところなどはアオイスミレの特徴をしていましたよ。
投稿: keitann | 2013-03-18 16:44