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2013-03-18

初めての高尾山、その6、ハナネコノメ

最初はほんの小さな流れだった沢も、下るにつれて沢らしくなってきました。

ハナネコノメは一体どこに咲いてるのだろう?と、ところどころで沢沿いを良く見てみるのですが、それらしきのが見えません。

かなり下ったと思われる頃、沢を対岸まで渡ってみました。

といっても、石伝いに歩くだけで、渡渉と言うほどのものではありません。

すると、ハナネコノメが見つかりました。たまたま見てみたところで、ハナネコノメが咲いていたのはほんとに幸運でした。

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赤いシベが覗いているのが何とも可愛いです。

四国で見かけるシロバナネコノメは茎に毛があるのですが、ハナネコノメは毛がなくてすべすべですね。

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まだまだ咲き始めで、十分に開いてないようです。

10分ほど、いろいろ見てみたのですが、株数はたくさんあるものの、完全に開花しているのがこの場所では見られませんでした。

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再び、下り始めたところ、登山道の横の法面にびっしり咲いているのが見えました。

思ったより、ずっとたくさん、ごく普通に咲いているのに驚きました。

四国のシロバナネコノメソウもちょっと深い山に行けばたくさん咲いてはいますが、これほど標高の低い場所には咲いてないように思います。

ここで見た花は雄しべがはっきりと見えました。

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ようやく完全に開花していると思える花に出会えました。

シロバナネコノメとの違いは茎に毛がないことと萼裂片の先がシロバナネコノメほど尖ってないことだそうです。

確かに、あまり尖ってはいないですね。

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去年撮影した四国のシロバナネコノメの画像です。

こちらの萼裂片は確かに尖っています。

そして、葯の色がハナネコノメより濃い赤のように見えます。

ハナネコノメの葯の色はオレンジ色がかって見えますね。

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ハナネコノメの花芽がびっしりと上がっています。3月下旬には見事な群落になるのでしょう。

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さらに下って行くと、今度はニリンソウの葉が見えてきました。

花芽も上がっています。

ニリンソウも四国で見るのより低い場所に自生するような気がします。

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シャガの葉の下にもニリンソウの葉が見えています。

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滝のところまで下ってきたようで、どうやら滝で修業されているようでした。

これがびわ滝のようです。

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もう白くなった花芽を上げたニリンソウも見つかりました。

花が咲くまでは地味ですが、真っ白な花の群落が現われたら人目を引くことでしょう。

それにしても、ハナネコノメの撮影をしているのも私ぐらいで、高尾山に登られる方は、ほとんど花には振り向きもせず登られているようでした。

若い方やファミリーの方が多いからかも知れません。

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やがて、細い山道から広い車道へと出てきたと思ったら、ケーブルカーが登って行くのが見えました。

ケーブル駅もすぐですね。

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ロウバイがまだ綺麗に咲いていて驚きました。

ロウバイは四国の平野部ではとっくに咲き終わっています。

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12時2分、ケーブル駅まで下ってきました。

朝も人が多いと思いましたが、いよいよ人が多くなっていて驚きました。

P3106831ケーブル駅の梅もまだ咲き始めです。

都心あたりとは気温もかなり違うのでしょう。

山頂では風がひどく、休憩もせずに下ってきたので、駅の前のベンチでやっとおむすびを食べます。

この後、京王線の高尾山口までもずいぶんな人出でびっくりしました。食べ物屋さんでは行列が出来ていますし、お土産物屋さんも大賑わいでした。私もお土産にと思い、栗蒸し羊羹を買い求めましたが、なかなか美味しかったです。

植生豊かな山ですが、これだけの人が来るのはもはや観光地と言ったほうが良いでしょうね。

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この日は末っ子のところでシャワーで汗を流してから、夕方前に甥っ子のところの生まれたばかりの赤ちゃんを見に行きました。

甥っ子の住んでいる新大久保の駅の近くで見かけたヒメオドリコソウです。

都心でもたくましく咲いていました。

これも四国では今年はまだ見てなくて、東京のヒメオドリコソウが今年の初見となりました(^_^;

コメント

こんばんは。
高尾山、6号路を下山されたんですね。懐かしいです。
私の行ったのは2006年の4月21日と、HPに記録がありました。ハナネコノメはとっくに終わっていましたが、たしかにたくさんありました。咲いたのに出会えて良かったですね。
ネットのお友だちと行ったのですが、あれから7年、また同じところを歩けたらと思っています。お仲間はその後も同じ所を歩かれたようですが、以前よりはスミレが少なくなったとおっしゃってました。確かめたいです。
それでもたくさんの種類が一度に見られる高尾山は標高もそれほどでなく都会に近いのに、自然豊かでうらやましい。花の咲くのも早い気がしました。
でも、四国の山も同じように豊かでいいなと思っていますよ。

noiさん、こんばんは。

そうなんです、最初は1号路だの6号路だの言われてもちんぷんかんぷんでしたが、今は頭に入りましたよ。
noiさんが高尾山に花友さんたちと登られた時の記録、拝見した覚えがありましたが、2006年のことでしたか。もうそんなに経つんですね。
4月21日だとハナネコノメはもう終わっているでしょうね、その代わり、スミレがいろいろと咲いていたのではないでしょうか。
気軽に歩ける上に花の種類が多いので、人の多さを辛抱すれば良い山には違いないですね。
そうですか、あれから7年・・・・そろそろ再訪しても良い頃ですね。
電車やバスの便が良いので、縦走も気軽にできるのも良いです。

四国の山はその対極で、1日中、人に会わないような山もありますが、その代わり、車の運転が苦手だとちょっと入りにくい山が多いですね。
でも、静かで、自然だけはいっぱいですね。

こんにちは。
やはり6号路を降りてこられたんですね。
ハナネコノメが咲いていて良かったです。
ここは道の法面にびっしりと咲いていて良いですよね。
以前、見たことがありますが、また見に行きたくなりましたよ。

多摩NTの住人様、こんばんは。

沢筋は尾根とはまた別の植生が見られますので、それが楽しみで6号路を下ってきました。
今年は花が早いようで、見たいと思っていたハナネコノメが見られて良かったです。
法面に咲いているので撮影もしやすいし、もう少しすればニリンソウもきっと咲くでしょうね。
是非、登られて、レポートをアップしていただくと嬉しいです。

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