3月末の散策より、トサコバイモ
トサコバイモの花を偶然にも初めて見たのは2008年のことでした
今年も、飽きもせず、毎年、トサコバイモを見に行っています。それもたいてい、二度は見に行ってますね。
去年は4月2日とと14日の2度見ていますが、今年は野草の開花が早そうということで、3月30日に行ってきました。
桜の満開の頃が目安になります。
今年は仲良く寄り添って咲く、ツーショットのトサコバイモを見ることができました。
まるで夫婦トサコバ?
私たち四国の散策仲間の間ではアワコバイモをアワコバ、トサコバイモのことはトサコバと省略して呼ばせてもらってます(^_^;
コバイモの仲間は種や球根が流されるのか斜面の下のほうで咲くことが多いです。
ここでも、ちょうど見上げて撮影できる株があったので、失礼して覗き込みました。
図鑑などには葯の色は黑紫褐色とありますが、私の目には青っぽい色に見えます。
花の形だけから見ると、ホソバナコバイモやトクシマコバイモと見分けが難しいですが、葯の色で見分けると間違いません。また、ホソバナコバイモは四国では自生せず、トクシマコバイモも今のところ徳島のある山域にしか自生してないので、自生地から区別することもできます。
コバイモの仲間はこういう場所がほんとに好きなようです。
去年は奥に2株、手前で2株咲いていましたが、今年は億で3株、手前で1株が咲いていました。
最近、親しくしていただいている山野草の会の方から伺ったことですが、野生のコバイモは一度花を咲かせた翌年は開花を休むそうです。
でも、こうやって見てみると、続けて花が咲く個体もあるようです。
横に見えている大き目の1枚葉はたぶん翌年に開花するであろう株です。
アワコバイモもトサコバイモも、開花株は落ち葉や土と色が良く似ていて見つけにくいですが、この1枚葉を見つければその近くには開花株が見つかります。
こういう場所はコバイモにとっては絶好の棲家なんでしょうね。
今年はあいにくと、トサコバイモとユキワリイチゲが直ぐ近くで咲いているのが見つからず、こんなツーショットしか撮れませんでした。
後ろのほうで3つほど白くぼけているのがユキワリイチゲです。
草丈わずか3センチほどの極小のトサコバイモも見られました。略して「チビコバ」(^_^;
でも、花の大きさは一緒なんですよね。
今年は案内してくださる方のおかげで、別の自生地のトサコバイモも見ることができました。
これなどはフレア咲きと言えそうな花ですね。
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