ユキモチソウ
ユキモチソウが自生している場所へご案内すると、四国以外の方はずいぶん喜ばれます。
種類の多いテンナンショウの仲間の中でも、ユキモチソウの人気は1,2を争うようですね。確かに、ウラシマソウやマムシグサは見かけてもそれほど可愛いという気はしませんが、真っ白なお餅を抱いたユキモチソウだけは見た目もなかなか魅力的です。
四国の山の中を通っている林道沿いや車道沿いでは割と普通に見かける花ですが、香川はもともと山地が少なく、おまけに盗掘されることも多いようで、ユキモチソウが減っています。
それでもいくらかは残っている株が見られますので、4月中旬に見てきました。
この山に来るのは、毎年もう少し早い時期ですが、今年はその頃に忙しくてこれませんでした。
それが功を奏したか、いつもだと出始めの頃しか見てないのが、今年は丁度の頃に見られました。
テンナンショウの仲間はあっという間に出てきて咲くものが多いので、早く来た年はまだ芽出しをしてないことも多かったと思います。
だからか、少し時期をずらして来た今年は10株ほども見ることができました。
高知や徳島に行くと、難かぬも群生しているのも珍しくはないですが、香川ではちょっと珍しいかもしれません。
嬉しかったのは、うんと前に見て以来、あくる年は見られなかった場所で、再び見られたというのが何か所かありました。
これからも山登りをしていると、何度も見かける機会はあると思いますが、今年は香川の山でしっかり見ることができたのは嬉しいことです。
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