春の沢筋では、その１、イチリンソウとニリンソウ
春になると、必ず一度は訪れる沢筋があります。
春の訪れ方はその年によって微妙に違いますが、一期一会とは良く言ったもので、その時期にしか見られない素晴らしい新緑や芽吹きが見られ、そのうえ、イチリンソウやニリンソウと言った可憐な花も見られるのですから、足を運ばずにはおれませんね。
今年はちょうど一週間前の4月15日に訪れました。
ここのイチリンソウは花弁(ガク片）の裏側が紅を帯びていてとても綺麗なので、いつも後ろ姿を何枚か撮影することにしています。
まだ芽吹きが始まったばかりの沢筋は早春の雰囲気を残しています。
ひっそりと一輪だけ咲いている姿も惹かれます。
美人なので前からも撮影するとしましょう。
葉が深い緑色をしていて、萼片の赤みを帯びた色合いとの対比が素敵ですね。
スラリと伸びた幹はケヤキの木です。
夏になると、深い木陰に覆われることでしょう。
イチリンソウをバックにして咲いているニリンソウです。
思い出すと、昔はイチリンソウとニリンソウの区別も危うかったですね。懐かしいです。
ここのはニリンソウも花弁の縁が紅を帯びていて、とても可憐です。
やっぱり赤味を帯びているニリンソウの後ろ姿です。
新緑の中に可憐な花がそこここに咲いていて、そんな素晴らしい中を誰にも会うことなく静かに歩けることを感謝した一日でした。
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