ヒゴスミレなど
4月中旬にはそろそろ標高の高い場所にもスミレが咲いているだろうか?と思い、毎年、スミレを見に行く場所にも足を向けました。
去年は桜の開花も遅く、スミレなどの野草も当然ながら開花が遅かったのですが、今年は桜が早くから咲き、しかも山間部の桜が海岸部の桜よりも早く咲くという逆転現象がおきましたので、開花の時期がさっぱり読めないのです。
シハイスミレなどはすでに4月上旬から見ているので、ヒゴスミレが咲いてないかと期待していましたら、何とか咲き始めの株を見つけました。
いつもだと真っ白の花が咲く場所もあるのですが、そちらは見かけませんでした。株自体が無くなったか、それともまだ開花してなかったのか?
ヒゴスミレの咲く場所は何か所もありますが、この日は夕方近くになっていたせいもあって、気が急いてしまい、じっくりと探すことができなくて、その他の場所では二か所でしか見ることができませんでした。
この株は、5~6年前にはかなりの株数が咲いていた場所のものですが、子tp氏はたtった1株しか咲いていません。
スミレの花は有る年に大群生していてもぱたっと見かけなくなるのを毎年のように見ています。
我が家でも、5~6年前にヒゴスミレを栽培していた時期があって、一時期はヒゴスミレの株があちこちに会ったのが、去年ぐらいから、全然出てこなくなりました。友人などに株分けしていたので、近々バックしていただくことになっていますが、スミレはかなり気まぐれなところがありますね。
香川のヒゴスミレは画像のように紫色の筋が入るものが多いです。
あまり高い山では見かけないように思うのですが、この場所は標高900m近いと思います。
シハイスミレも標高の高い場所ではようやく咲き始めてばかりでした。
前日に里山で見かけたばかりでしたが、低山から高山まで適応力のある花ですね。
南アルプスや北アルプスの標高2500m付近にも良く咲いていますから、標高差2000m以上に適応するのですね。
私自身も学生時代に初めて登ったのが尾瀬から日光白根付近でしたが、このときの名前を覚えた花で、昔から知っている数少ない花の一つです。
トリガタハンショウヅルの花はごく咲き始めで、まだ淡い緑色をしています。
トリガタハンショウヅルの葉は3出複葉で慣れると葉を見るとわかります。
例年はこれほど咲いてないと思うのですが、今年はヤマルリソウが群生で咲いていました。
ナガバノタチツボスミレは海辺の低山にも多いですが、比較的標高の高い場所にも多いです。
毎年、スミレ散策の頃に咲いている花です。
低山ではもう咲き終わったクロモジヶまだ初々しく咲いています。
芽吹きの中に淡くピンクの色が見えるのはミツバツツジが咲き始めているのですね。
春の花も素晴らしいですが、それ以上に素晴らしいのが芽吹きや新緑で、それが見たくて山に入るのかも知れません。
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