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2013-04-19

念願の工石山へ、その6、北の頂きの展望

そろそろお昼も近いことだし、山頂でお昼休憩を取ることにします。

登山口では車の数は少なかったですが、その後、何組かのグループや単独の方に追い越され、山頂に着いたときには何組かの方たちが休憩されていました。

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山頂には一樋三角点があって、展望台つきの休憩所まであるのですが、期待していた石鎚山系の展望は望めず、そちらは北の頂から眺められるそうです。

この日は気温が上がるという予報が出ていたので、私はガスコンロもお湯も持参せずでした。

ベンチに座って食べていると陽射しがきつくて、焼けるのが気になり、もう一度日焼け止めを塗るほどでした。

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山頂にもアケボノツツジ、ドウダンなどの木があって、あと1週間もすれば、山頂付近はピンクに色づきそうな感じです。

でも、山頂に至るまでにアケボノをいっぱい眺められたので、満ち足りた気持ちで、のんびりとお昼を食べました。

お腹もいっぱいになって、12時16分には北の頂きを目指して出発です。

直通の道もあるそうですが、敢えて迂回路を歩きます。

迂回路経由で約20分だそうですが、途中でタムシバの木など見ながら12時34分に北の頂に到着しました。

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肉眼でははっきりと見えたのですが、撮影するとどうしても霞んでしまった石鎚です。

まだ一部白いのが見えていますから、石鎚には雪が少し残っているようです。

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真正面に、石鎚山系や法皇山系の山々がずらずらと並んでいます。

撮影しそこなったのですが、方位盤に山名が刻んであって、山とその名前を照らし合わせてみました。

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中央に伊予富士、その西側に西黑森が見えていますね。

特徴的な山の形は、かなり離れていてもわかるものですね。

12時47分、北の頂を後にして北回りへと歩き始めます。

結局、10分以上も石鎚方面を眺めていたことになりますが、春にこれだけ見えれば上等ですよね。

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私たちと同じく、かなり長い間展望を楽しんでおられた年配の方の後ろを下り始めます。

道はしっかり整備された良い道です。

山の北斜面なので、朝に歩いた南面とは打って変わって芽吹きも全然始まっていませんでした。

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北回りの道を歩いてこられたファミリーの方にお会いしました。

最初は小学生の女の子がおばあちゃんといっしょに登ってきたのですが、その後で、3歳の男の子がちょっとぐずりながら登ってきました。先ほどの女の子の弟さんだそうです。

後を見送るTさんも、すっかりおばあちゃんの顔になっていますね。そういう私もあと2~3年すれば、孫がこんな風になるんだと思ってしまいました。

そして、かつて自分の子供たちがまだ小学生の低学年や保育園児だったころに、瓶ヶ森を西ノ川だったか、東ノ川だったかから登った時のことを思い出しました。娘が最後に歩けなくなって、おぶって登ったりしましたっけ。

瓶が森林道が開通してるなんて、知る由もなく、学生時代に登っていた道をそのまま登ったのでした。

こうやって、ファミリー登山している親子を見ると、かっての自分を少し思い出して、懐かしくなります。

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大きな台風で根こそぎ倒されたヒノキの根っこです。

人と比べてこの大きさですから、相当の大木だったのでしょう。

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北斜面でもバイカオウレンが咲いていました。

ほんとに登山道のあちこちに咲いているものですね。

葉っぱだけが見えているところもかなりあります。

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1輪だけ咲いている姿も素敵でした。

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おやおや、こんなところでサイコクサバノオが咲いていました。

工石山に咲く花を前もって調べていたわけでもなんでもないので、驚きましたが、考えてみればサイコクサバノオは四国の山では割と良く見かける花なんですよね。

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だいたいが薄暗いところで咲いていることが多い花ですが、この日は快晴で明るくて、撮影するのに助かりました。

曇りの日だったら、小さい花だし、撮影が難しかったでしょうね。

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上から見ると、濃いラインが入るのが特徴です。

四国以外ではあまり咲かないようです。

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近くにはコガネネコノメまでありました。

これも今年の初見なので、嬉しかったです。

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