花の伯州山へ、その6、赤いフキノトウ
鳥取との県境尾根を少し歩いたら、今度は木の階段を下ります。
この階段が幅は広いし、前日の雨の後で滑りそうになるわで、膝の調子が今一つだというTさんの調子が気がかりでしたが、ゆっくり下ったので何とかやり過ごせました。
下る途中、法面でスミレサイシンの可愛い花を見つけました。
急な場所でよく滑り落ちないで頑張っているなと感心するような場所で咲いてます。
花色はちょっとピンクがかった綺麗な花でした。
木の階段にも白いスミレサイシンがこんなにびっしりと咲いています。
この株は葉もすっかり展開して、かなり咲き進んだ株のようでした。
急な階段を下り終えたところで、神戸から下見にやってきたという二人連れにお会いしました。
この山はガイドブックなどにも載ってないので、山の会などで下見に来る人が多く、確か去年も私の住む市の山の会の下見の方とお会いして驚いたのでした。
去年は青々と芽吹きが終わったブナ林でしたが、今年はまだまだ冬の姿でした。
去年はこの辺りでもシハイスミレが咲いていたと思うのに、今年は全然見かけません。
でもイワナシが初々しく咲いていました。
今年はほんとにイワナシが多いです。
シダの芽の周囲はオオイワカガミの葉が見えているようですが、花芽も全然ありません。
岡山の山にはあまり訪問されてないそうで、見る花がどれも珍しいと喜んでおられました。
あとは林道を歩いて駐車地点まで帰るだけです。
登りに使った滝谷コースは最初から最後までなだらかな登りですが、こちらのコースは最初は林道でだらだら登りますが、途中からの木の階段が結構な急登です。
林道沿いにもイワナシが咲いていて、これなど株を手で持ち上げていますが、花つきの良いのにびっくりします。
車も入れなくはなさそうですが、この日も車でこっちのほうまで入っていた人はいませんでした。
去年は林道沿いに桜が綺麗だったのですが、今年はツクシがいっぱい・・・・。
コタチツボだか山陰型タチツボスミレだかちょっと見分けのつきにくい小さなスミレが咲いています。
溝の中に帰るの卵がたくさんあって、これだけは去年と同じ光景でした。
何度見ても、ちょっと気味の悪い光景ですね。
去年見た場所に、今年もまたサンインシロカネソウが咲いていました。
この花が見たかった・・・・。
陽射しも射しているので、ばっちり咲いてます。
ザックを下ろして皆、本腰を入れて撮影しました。
ほんと可愛い花ですね。
キブシはと登山口までの車道沿いでもたくさん見ましたが、歩いているときに撮影するとしましょう。
キブシがまだまだ咲いているのですから、この辺りはまだまだ早春と言うことです。
フキノトウもあちこちで見かけ、夜の天ぷら用に少し採りましたが、驚いたことにこんな赤いフキノトウまでありました。
こんなの見たことありません。
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