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2013-05-17

新緑ドライブで土小屋へ、その5、シコクミヤマスミレ

結局、土小屋から岩黒山方面に向かって歩き始めましたが、分岐では尾根道を辿らずにトラバース道を歩くことにしました。

毎年のように、5発下旬に筒上山にゴヨウツツジを見に来るのですが、その頃はトラバース道沿いにはすでにシコクミヤマスミレは葉しか見られないのです。いつか、この場所に咲くシコクミヤマスミレを見てみたいと思っていました。この日は5月半ばなので、運河良ければまだ咲いているかもしれないのです。

歩いていくと。すでに時間が時間なので、下山の方たちとたくさんすれ違います。

こちらはドライブで来ているので、普通の服装にウオーキンシューズと軽装のうえ、遅い時間に山のほうに向かって歩いているので、不審に思われたようでした(^_^;

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岡山の山ではたくさん咲いていたミヤマカタバミですが、四国の山ではコミヤマカタバミが咲きます。

花も葉も一回り小さくて可愛いですね。

最初のうちはタチツボスミレしか見当たりませんでしたが、やがてシコクミヤマスミレの葉が出てきました。

でも、花はなかなか見当たりません。花の時期には、もう遅いんでしょうね。

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ようやく、何とか花の咲いているシコクミヤマスミレが出てきました。

前回見たのは、もう3年ほど前の皿ヶ嶺だったでしょうか。

花の時期が割合早いようで、遅い時期に皿ヶ嶺に行ったら、もう終わっています。

1998年に発表された新しいスミレです。

四国の標高1000m程度の山に見られるスミレだそうです。

株の大きさの割に花が大きいです。

葉には粗い鋸歯があります。

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シコクミヤマスミレの葉を撮影してみました。

形は細長いのや少し丸みを帯びたものなどがあるようです。

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色は紫系の色が多いようですが、この個体はピンクっぽい色をしています。

でも、咲いている個体が少なかったので、もっとたくさん咲いている時期に見てみたいです。

2008年に皿ヶ嶺で撮影したシコクミヤマスミレです。

このときは群生していましたが、この後、このような群生は見られなくなったようです。

毎年会いたいスミレの一つなんですが、香川の山には咲かないようなので、なかなか見るのが難しい・・・。

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これも石鎚山系には多いミツバテンナンショウ。

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ワチガイソウも時折見られました。

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ナツトウダイはまだ赤い色をしていましたが、今年の初見でした。

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オオカメノキが咲いているということは、土小屋から上は、まだまだ早春なんですね。

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タチネコノメもまだ初々しいですね。

15時半になったので、回れ右して下り始めました。

80歳の高知から見えたという写真が目的の方と帰り道一緒になって、いろいろとお話を伺いましたら、その日は車の中で仮眠して、翌日は弥山のほうに写真を撮りに行かれるとか・・・。お元気な80歳でびっくりしました。

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一眼を2台と、コンデジを1台、持参してきたという女性の方にもお会いして、少し話をさせていただきましたが、花の名前はほとんどご存じないようでしたが、じっくり丁寧に撮影される方でした。

シハイスミレの小さいのが咲いていたので、スミレの名前も少しだけ教えて差し上げたら、熱心に撮影されてました。

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結局15時40分に土小屋まで戻ってきました。

石鎚が早くもシルエットになり始めていました。

瓶ヶ森林道の眺めも素晴らしいだろうと思い、迷ったのですが、ガソリンの残っって「いる量に不安があったので、スカイラインを下ることにしました。

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夕日の射すアケボノツツジは一味違った眺めです、

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金山展望所からの石鎚の姿です。

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ご来光の滝も、何とか肉眼で見えています。

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最後に筒上の様子を見て、帰途につきました。

ドライブとはいえ、もう少し早く出ていたら、もっといろいろ見られただろうと思いましたが、サイコクサバノオもシコクミヤマスミレも見られて、十分楽しいドライブになりました。

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