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2013-07-31

新穂高~槍~上高地、その14、常念が見えた

結局、私が飛騨乗越に着いたのは11時4分のことでした。

ほぼコースタイム通りに歩けたのは、常に後ろから吹き付けてくる冷たい風のせいで、消耗が少なかったからでしょうね。風がなく、直射日光に照りつけられたら、きっとばてるに違いありません。

飛騨乗越に着いた途端、すさまじい風でまともに立っていることができないほどでした。

Yさんは稜線を小屋まで歩き始めた途端、吹き飛ばされそうになったとか・・・。

ここまで来ると、初めて信州側が見えるわけですが、岩陰に入って風を避けると、目の前に常念岳が見えました。

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 常念を見るのはずいぶん久しぶりで、懐かしい・・・。

双六小屋付近からいつも大天井ぐらいまでは見えるのですが、常念を見た覚えがありません。

快晴と言う時になかなか行き当たらないからかも・・・・。

大昔の学生時代、一ノ沢~常念~大天井~燕~餓鬼~信濃常盤と二泊三日で歩いています。

常念をこんなに近くから眺めるのはその時以来ですね。

常念の山頂はあまり印象に残ってないのですが、松本から登山口に向かうタクシーの中からピラミダルな格好の良い山の形だけをなぜか覚えていました。

 

 正直、信州側がこれほど見えようとは期待してなかったので、想定外の嬉しさでした。

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赤屋根は殺生ヒュッテですね。

その後ろの稜線が東鎌尾根ということになります。

東鎌尾根もまだ歩いていませんが、表銀座は今のところあまり興味がないので、これから先も歩く機会はあるかどうか??

東鎌尾根の後ろに、山頂が茶色っぽいのが大天井(おてんしょう)です。

北アルプスの表銀座方面の山を間近に眺めるのは実に久しぶりのことで、しばらく見入ってしまいました。

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そろそろ小屋へ向かおうと思い、立ち上がろうとした瞬間、小さな紫色の花が見えました。

クワガタソウの仲間とはすぐわかるのですが、何クワガタだったか?

高山のクワガタソウの仲間は年に一度出会うかどうか?というところで、名前がなかなか出てきません。帰宅調べて、ヒメクワガタだったとようやく分かった始末です。(^_^;

 

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 こちらも年に一度出会うかどうか?という花なのに、これはどういうわけか直ぐに名前が出てきました。

ミヤマタネツケバナですね。見た目もタネツケバナだし、それの高山性の花ですから、ミヤマかタカネをつければ一発です(^_^;

 P7189628

11時10分、今度こそ、槍ヶ岳山荘目指して、最後の歩きです。

↑は日本の峠でいちばん標高が高く3020mあるそうです。

2年前の下りでも通過しましたが、その時は峠と言う認識がなかったですが、確かにここは飛騨側から信州側へ抜ける峠と言えば峠ですね。

風は相変わらず、飛騨側からすさまじく吹きつけてくるので、Yさんにダブルストックを出したほうが楽だよ、と言います。

2009年の白馬~雪倉と歩いた日も風速20m近い猛烈な風でしたが、ダブルストックは体を支えるのに有効でした。北海道で大量遭難があった日ですね。

P7189649

歩き始めてすぐにミヤマオダマキが見えたので、またまたYさんに「オダマキを写すから先に行ってて」と言ったら、「こんな強風なのに写真撮るんですか?」と半ば呆れられてしまいました(^_^;

でも、乗越から小屋まではわずか10分ほどの歩きだし、風に吹き飛ばされて転落するような場所はなかったはずですから、心配はありません。

強風のため、全然ピントの合わないミヤマオダマキです。

山から帰ってからYさんに全行程で撮影した画像のDVDを送ってあげたら、ずいぶん喜んでくれました。やっぱり、写真はないよりあったほうが良いに決まってるのです。

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先に登って行くYさん・・・。

強風が吹くと耳が痛くなるのでと、フードをかぶっています。

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先ほどまで登ってきた飛騨沢です。

こんな急斜面を登ってきたんですね。

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これはツガザクラ?それともコメバツガザクラ?

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振り返ると、どてっとした山容の大喰岳が聳えています。

オリジナルサイズの画像には、途中で見かけた単独でピストンしている女性が山頂すぐ手前に写っていました。

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中崎尾根が飛騨沢のはるか下に見えています。

あのずっと下から登ってきたことを考えると、人間の足ってすごいと思わずにはおれません。

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槍ヶ岳山荘のテン場です。

常念が真正面に見えるんですね。

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少し登ると、大天井も見えてきました。

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足元には白い花が見えます。

こちらはイワハタザオでしょうかね。花がシコクハタザオよりかなり大きめでした。

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オンタデの後ろには青空が・・・・。

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大喰岳をバックにイワベンケイやタヌキラン,シオガマの仲間も咲いています。

タヌキランは飛騨沢の登りでも見かけたものの、風が強くて撮影できなっかったのでした。

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やっと、懐かしい槍ヶ岳山荘が見えました。

登りでも見えていたものの、見えてからが遠かったです。

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少しガスのかかった槍も見えてきました。

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殺生ヒュッテが、真下に見えるなんて、2年前は知りませんでした。

槍ヶ岳山荘に滞在中、ずっとガスが取れず、とうとう見えないままだったのです。

こんなに近かったなんて・・・・。

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綺麗なカールですね。

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槍ヶ岳山荘のテラスですね。こんな光景が見たかった・・・・。

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槍ヶ岳山荘には11時28分の到着でした。

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中に入って、宿泊の受付を済ませます。

この用紙が夕食の引換券にもなっているのですが、何と、2年前に泊まったのと同じ部屋です。

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こちらは2年前の記事にアップした画像ですが、同じ「前穂」という部屋です。

違うのは2年前は単独で、今回は2名だということ。

受付では夕食だけお願いして、お弁当と朝食は頼みませんでした。

 

 

 

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通された部屋の窓を開けると、槍の穂先と常念がば~んと見えました。

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縦画像でも撮影します。

私は窓際のベッドだったので、夜の星空が楽しみです。

コメント

keitannさん、こんばんは。

飛騨乗越に着くとガス湧く飛騨側に比べ信州側は想定以上に視界が良かったのですね。
2年前には姿を見せなかった山荘テラスからの槍の穂先もクッキリ。
見事リベンジですね^^)

k2さん、こんばんは。

飛騨沢を登っている途中、後輩と「飛騨乗越に着いた途端、信州側は快晴だった
なんてことはないかしらね」と冗談を言ってたのですが、そこまではいきませんが
思ったよりはるかに展望が良くて、大満足でした。

2年前も同じ部屋だったのに、槍はぼんやりとしか見えませんでした。
「こんなだったんだ~」とあらゆる位置関係がすっきりでした。

keitann様 こんにちは
耳が痛くなるほどの強風・・・・これは相当凄いですね。
カメラのシャッターを押す指が不自由になって・・・と以前のレスで拝見しましたが、そういうことだったのですね。
小生は槍にはこの飛騨側からしか登っていませんが、このコースはお気に入りです。

まだ大喰・中岳・南岳までの稜線を歩いたことはありませんが北穂側から大キレットを通ったことは有ります。
南岳小屋も槍ヶ岳山荘の経営なのですね。

飛騨乗越から槍ヶ岳山荘までの、道のりは、短いようで意外と長く感じていましたが、それは疲れの蓄積とも関係があるみたいですね。
強風下の行進を乗り越えて、こんどは良い山岳景観を得られて、良かったですね。

タヌキランシオガマ・・・・こういう名前を始めて聞きました。タカネシオガマ、ヨツバシオガマ、ミヤマシオガマくらいの中から当てはまらないのですか?

ぶちょうほう様、こんばんは。

飛騨乗越のところが、いちばん風が強くて、あそこは風の通り道になっているようですね。
ああいう地形だと、どうしても東西に吹く風はあそこを吹き抜けて行くんでしょうね。

2年前に下った時も風がかなり強かったのですが、あのときは雨も一緒だったので大変でした。
今回まだ助かったのは、歩きだしてから30分で雨が止んだので、体が濡れてなかったことです。体が濡れた上に冷たい風に吹かれると、やばいですから・・。
乗越直前辺りでクモマスミレを撮る頃には手がかじかんでシャッターが押しにくかったです。

飛騨沢からのコース、私も槍沢からのコースに比べて、静かだし、観光客に遭わずに済むし、気に入りました。同行の後輩もすごく喜んでくれました。

私は槍ヶ岳から南の稜線は歩いたことがないので、数年以内には歩いてみたいですね。
飛騨乗越~槍ヶ岳山荘は、普通に歩けば10分ぐらいだと思います。
花が多いし、眺めが良いので、撮影に手間取ってしまうということはありますね。

花の名前はタヌキラン、シオガマと書くべきところ、タイプミスしたようです。
シオガマは葉をはっきりと撮影してなくて、種類まではわかりませんでした。ヨツバでないのは確かです。

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