真夏の東赤石、その4、テバコモミジガサ
2度目の休憩場所でも沢の水で顔を洗います。
お腹はあまり空いてないので、ここでもポカリを飲むだけにしました。腰を下ろしていると、涼しくて昼寝したいぐらい・・・・。こんな山奥にまったく一人でも全然怖くもなく、昼寝したいなんて、我ながらどういう山姥なんだ?と苦笑してしまいますが、下界の35℃の猛暑を考えると、ここは別天地ですね。
そういえば、去年はここでタマガワホトトギスを見たんだと思い出し、見てみると、花はすでに終わって実になってました。
タマガワホトトギスも槍ヶ岳までの登りで嫌と言うほど見たので、実になっていても別に残念でもないですが、今年は一体に四国の山の花も早かったようです。シモツケソウのピンクも今年は見当たりません。
風に吹かれて良い気分で涼んでいたら、何やら背中がちくっとしました。どうもアブがいて、背中が汗びっしょりなので、衣服の上から刺されかけたようです。私はブヨなどはあまりたかられないほうですが、アブは刺されたら痛そうなので、慌てて虫よけスプレーし、そのうえザックを背負ったまま休憩してました(^_^;
ここまでの休憩で、ポカリ500mlを飲み干してしまいました。あまり水分を多く摂るほうではないですが、今日は水分摂取が多くなりそう・・・。
今年は雨が少ないからか、ジンジソウの葉はあまり綺麗ではなかったです。
ゆっくりと休憩したら、9時52分に出発。ここから次の休憩場所までの歩きは、急登もあまりなくて楽な区間です。
出発して少ししたところで、やっぱり山頂方面が見えていました。
先ほどと違い、岩稜しか見えないので、今度は八巻山が見えてるのかな?
天気がいいと、途中、何か所かでちらちらと山頂方面がみえるものなんだと、東赤石に登り始めて10年以上になるというのにあらためてわかりました。
この区間は沢に沿って歩くか所が多く、ちょっとした滝などもあって楽しめます。
でも、去年は水量が多くて、もっときれいだったな~と思います。
去年は沢の綺麗さに、何枚も画像を撮ったのを覚えてますから・・・。
沢には魚影が見えたので、撮影してみました。
水温が低いのでアメゴだと思います。
あまりにも蕾が小さくて、見た瞬間はなんだかわからなかったのですが、シコクブシですね。
この時期なら剣山のシコクブシは咲いている頃ですが、ここのは遅そうです。
そして、下のほうでは花が咲いている株が見られなかったのが、ここにきて咲いているテバコモミジガサがありました。咲いたばかりなのか花が白くてきれいです。
この株など草丈わずかに20センチちょっとでした。
もう青い実をつけているツルシキミ・・・。
これは花が終わって、実になり始めたトチバニンジンです。
実が赤くなるのは9月末ぐらいかな?そうなると、薄暗い林の中で目立ち始めます。
サラシナショウマはまだまだ花芽が硬く、開花間ではもう少しかかりそうです。
結局、この区間はそれほど疲れることなく10時32分には3度目の休憩場所にしている渡渉点に着きました。調子は登るにつれて、良くなっているようです。気温のほうも上に行くほど涼しいですしね。ただ、この日も靴下二枚重ねしていたら、足が窮屈で痛くなってきたので、靴下一枚脱ぐことにしました。
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