真夏の東赤石、その3、意外と歩ける
同じ山に何度も登っていると、たいてい休憩場所が決まってくるものです。
ここ東赤石は特にその傾向が強いような?
初めての休憩場所は私の場合必ず瀬場谷で、ここで休憩を取らずに歩いたことは一度もないですね。
沢のほとりにも必ず下りてみます。
沢のほとりの岩壁でもイワタバコが咲き始めていました。
この時期、四国の山のちょっとした沢筋には必ずと言ってよいほどイワタバコが見られますね。
去年見かけたヒカゲミツバらしき白い花も咲いています。
沢のほとりに下りると、水量は少ないけど、それでも山の水は冷たくて顔を洗うと気持ちいい・・・。
ゆっくり休憩していれば、誰か足の速い後続のパーティーでもやってくるかと思いましたが、この日は誰も登ってくる気配なし。
熱中症になってはいけないので、まずはポカリを凍らせたのをボトル半分ほど飲んでしまいました。ただし、自宅で粉末を溶いて前夜の内に凍らせたポカリは適当に作ったので、味が薄くて、効き目が悪いかも?なんて思いました。だけど、暑さは思ったほどではなく、一安心です。
誰か来るかと15分も休憩していたのに、結局誰も来ないので8時43分に出発。分岐は8時44分通過です。
前回と違って、左コースを登ります。オトメシャジンの時期は左コースを登ることにしています。
山を登っていると、不思議なことに、運転中に喉が痛かったり、軽く咳が出てたりしていたのに、これが山歩き中は出ないんですよね。人間の体って意外とタフにできてるんですね。それとも汗かくのが良いのかな?
しばらく進行方向左側に沢を見下ろしながら登って行きます。
沢から涼しい風が吹きあがってきて、これがまた涼しいです。
暑いと思ったのは、結局、瀬場谷までで、その後は暑さをあまり感じることなく歩けました。
この区間はいちばん花の少ない区間なので、葉っぱでも見ながら歩いていると、こんなスミレの葉が・・・。
シコクスミレの葉っぱかな~?
東赤石にはスミレの時期にはまともに登ったことなくて、来年ぐらいは一度ぐらい5月中旬ぐらいに来なくては・・・。
道はこんな感じで、ずっと木陰の道です。
直射日光を浴びるとそれだけで消耗するので、陰を歩けるというのは実にありがたいことです。
これは太陽を撮影したのですが、木陰が陽射しを遮っています。標高もそろそろ1000mを超えているので、汗はかきますが暑さはたいしたことないですね。
昔、大学3年の夏合宿で知床方面に登るというので、訓練のために新潟のの丹後山と言う標高2000m足らずの低山に30kgのキスリングを背負って登らされたことがあって、一発でばてました(^_^;今年も槍に同行した後輩も一緒にばてた仲です(^_^;もっとも、8名のうち女子2人ですが・・。たぶん、後にも先にもそんな重いザックを背負わされた女子は私たちだけだろうと思います。
去年は8月9日に東赤石に登ってますが、この辺りがしんどくて長かった記憶がありました。
だけど、瀬場谷で休憩取った後からは、不思議と足がとまりません。やっぱり最初の1本がいちばんきつく感じるようです。2本目からは体が慣れてきたということでしょう。
登る足元にイチヤクソウのすでに実になったのが見えました。
花は6月末の縦走中に咲いていたところもありました。
去年のブログを見返してみると、去年より株が増えてます。
ツルリンドウの花が咲いているのは、この日は結局見られませんでした。
以前はツルリンドウの花葉どこにでも咲いていたように思いますが、最近減っているような気がします。
道はいつの間にか植林帯に変わって、この辺りで何か大型の黒っぽい野鳥を見かけたのですが、結局、撮影はできませんでした。
アサマリンドウの花芽ももう上がっているようですね。
暑いと言っても山はそれなりに秋の準備をしています。
この区間も一瞬展望が開ける場所があって、東光森方面が見えているようです。
視線を西にずらしていくと、送電線が見えているので、6年ほど前に中七番~ナスビ平~平家平と歩き三ツ森山の白花アケボノを見てから鉄塔巡視路崩れの下ったコースがあのあたりかな?などと思い出しました。
去年はこの付近で登りがきつく感じたものですが皮肉なことに、今回はこの付近は結構すいすいと登れます。この梯子が出てきたら、次の休憩場所も近いかな?
尾根を回り込んだら、沢のほとりはすぐそこです。
9時42分、二回目の休憩場所に着きました。
意外と歩けたので、この調子なら山頂まで行けるかも・・・。
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