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2013-09-25

秋晴れの寒風山に登る、その4、伊予富士せりあがる

桑瀬峠は風の通り道になっていて、涼しい風が吹き抜けているのですが、この日はあまり風がなかったようで、休憩していても、上から一枚羽織ることもありませんでした。

先に行っていただいたご夫婦は高知から来られたそうですが、寒風茶屋まで来て、瓶ヶ森林道の通行止めを知ったのだそうです。仕方なく、瓶ヶ森に登る予定を変更して寒風山に登ることにされたとか・・・。四国の山仲間の掲示板などネット情報では早くから通行止めの情報がわかっていたのですが、インターネットを普段ご覧にならない方は、そういうこともあるのでしょう。

10分足らずほど、山の話などした後、ご夫婦は先に出発されました。

P9193339

 桑瀬峠の標高は1451m、寒風山まではあと300mほどの登りです。

私は?と言えば、1人でしばらく、桑瀬峠からの眺めを楽しみます。

 

 

P9193340

↑桑瀬峠からは途中の山が邪魔をして伊予富士は見えませんが、瓶ヶ森がほんの少しだけ顔を出していました。高知のご夫婦にお話ししても「方角が違うのでは?」と言われましたが、やはり瓶ヶ森だったようです。画像では見えないと思いますが、肉眼でははっきりと確認しています。

P9193341

9時45分、私も出発しました。

道標には寒風山まで1時間とありますが、撮影時間もかなり食うので、とても1時間では登れないでしょうね。

P9193342

歩き始めて間もなく、タカネオトギリヶ咲いていました。

これだけは葉の格好などで、見分けが簡単です。

P9193344

リョウブは花はとっくに終わっていて、今は実がなっています。

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赤いバラの果実が見えてきました。

そういえば、初夏の寒風山にはフジイバラが咲いていたような気がします。

P9193352


小さな花、タニソバですが、普段はあまり撮影しませんが、葉が紅葉していて可愛かったので、撮ってみます。

P9193353

ススキの後ろには冠山・・・・。

秋の光景ですね。

P9193354

歩いてきた桑瀬峠が、もう下のほうに見えています。

稜線歩きの楽しさはこんな眺めが楽しめるところでしょうか。

P9193361


やがて、伊予富士の姿もせりあがってきました。

ブナや白骨樹を手前に配して伊予富士を撮影します。

 

P9193362

稜線の山道にもアサマリンドウがいっぱい咲いています。

1人で歓声を上げてしまいました。(^_^;

P9193364

中に色の淡い花が一輪咲いています。

真っ白ではないですが、ほんの少しブルーがかかっているという程度です。

P9193367

 

咲きあがったばかりで、どの花も綺麗ですが、淡い色のアサマリンドウもほんとに素敵でした。

しばらくの間、夢中でシャッターを切りました。

 

 

P9193373

進行方向には裏寒風の岩場が見えてきました。

P9193375


北の方角には今までここからは見たことがなかった高縄山と思われる山が遠くに見えています。

P9193382


そして、伊予富士は全体像が見えるようになりました。

こんな日は山の写真を何枚も撮ってしまいますね。

コメント

keitann様 こんにちは
こんなに良い天気ですので、もしかすると海が見えたのではないでしょうか。
桑瀬峠まで300m登り、そこからは稜線で良い眺めですね。あと1時間ですか、これだけ眺めが良ければ満足ですね。
keitann様が仰言る様に西黒森の頂上の右側に僅かに瓶ヶ森が見えるようです。その気になって画を見るとちゃんと写っていますね。

アサマリンドウの色の濃淡変化も面白かったです。

稜線からの遠景で高縄山とされた景色では、実際には西北西を眺めていたようで、最奥は福見山・明神ヶ森、東三方ヶ森、楢葉山の山群で、顕著な尖りは明神ヶ森のようです。
その手前に位置する山は高森で、一番手前で右側に見えているのは扇山となりそうです。

ぶちょうほう様、こんばんは。

お察しの通り、この日は海も見えていました。
でも、寒風山は少し内陸に入りますので、それほどはっきり見えるというわけではなく、
この日は山岳展望が素晴らしくて、山ばかり撮影してしまいました(^_^;
登山口がすでに1000mありますので、暑さもそれほどでもなく快適に歩くことが
出来ます。桑瀬峠から先はどっちを見ても楽しめます。
瓶ヶ森は仰るように西黑森の右側にちょこっと写っています。でも、ブログの画像は
かなり縮小しているので、かなり判別しがたいでしょうけど。
後で少しの間一緒に登った方とも、桑瀬峠から瓶ヶ森が見えていたことを確認しあった
のでした。
石鎚山系の峰々も真っ直ぐに東西には並んでいませんので、見慣れない方にはちょっと
違う方向に見えるので、驚かれるようです。
高縄山と思っていたのは明神ヶ森や東三方ヶ森のほうになるんですね。
まだ自分が足を踏み入れたことのない山域なので、山座同定が曖昧になってしまい
ました。
もう一度、地図と照らし合わせてみます。

アサマリンドウのブルーとごく淡いブルーの取り合わせはほんとに綺麗でした。

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