初秋の高知花散策、その12、山登りで見るレイジンソウ
ツクシクサボタンがこのコースで咲いているのは、織り込み済みだったのですが、その他にも意外な花が咲いていました。その意外な花の中で、数としても多く出会ったのがレイジンソウです。
レイジンソウは10年以上前に剣山にキレンゲショウマを良く見に行ってた頃、剣山の尾根筋に咲いていた花です。その後、シカの食害出剣山が荒れ始めて、毒草だというレイジンソウも尾根道から消えたように記憶しています、
それほど好きな花というわけではなく、見れば撮影するという程度なので、どの山で見ているのか記憶も結構曖昧ですが、それでも石鎚などでも見ていると思います。
レイジンソウの名は、花の形が伶人のかぶるかぶりものに似ているからだそうですが、その伶人のかぶりものと言うほうが、現代人にはピンときません。逆に伶人のかぶりものはレイジンソウの花の形をしていると言っていただいたほうがピンとくるかもしれません(^_^;
今回は咲き始めの良い時に見たので、比較的綺麗な花という印象を持ちました。
葉だけ見ていてもトリカブトの仲間だけあってトリカブトに似た葉をしています。花が咲いていなければ、トリカブトと勘違いしたかもしれないと思いました。
そういえば、オオレイジンソウと言うのを北アルプスで見ていますので、画像をアップしてみます。
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↑朝日岳から蓮華温泉への下りで見かけたオオレイジンソウです。このときはすさまじい種類の花を見ました。レイジンソウは紫色の花を咲かせますが、オオレイジンソウは淡い黄色でした。
シオガマギクもあちこちで咲いていた花です。
今年は高知の山も雨が降らず乾燥気味だったそうで、場所によっては葉が焼けてしまいあまり綺麗ではなかったですが、↑の個体は木陰で見たもので、葉も焼けず綺麗でした。
↑日当たりのよい場所のシオガマギクは葉が少し赤くなっていて、特に↑の個体は葉を虫に齧られていたようです。
同行の山友達に教えて頂いたのはコウシュウヒゴタイでした。
コウシュウヒゴタイと聞いて、思わず「隔離分布」という言葉を思い浮かべましたが、実際コウシュウヒゴタイは関東地方西部とシコクとに隔離分布しているそうです。
花姿を見たところ、トウヒレンの花によく似ていると思いましたが、やはりトウヒレン属だそうです。
ツクバネソウの実も熟しているようですが、葉は雨不足のためか、茶色くなっていました。
前回来たときはまだ花が咲いていたと思うツチアケビは果実になってしまっていました。
こんにちは。
レイジンソウがたくさん見られるんですね。
当方では、アズマレイジンソウが一株だけ公園で保護されています。
なかなか写真が難しい花だと思っています。
投稿: 多摩NTの住人 | 2013-09-12 08:12
多摩NTの住人様、こんにちは。
レイジンソウを見にわざわざ山に登ることはないですが、秋の花を見に
山に登ると、結構見られる花です。
アズマレイジンソウというのがあるんですか?
初めて聞きました。
今から検索して見ますね。
普通のレイジンソウにしてもオオレイジンソウにしても、公園で咲くような花には
見えないので御地のアズマレイジンソウは相当貴重な花なんでしょうね。
投稿: keitann | 2013-09-12 15:37