秋の花咲きそろう梶ヶ森へ、その5、センブリ1輪そして山頂へ
天狗の鼻では、ちょうどお昼時になったことでもあり、ベンチに腰かけてお昼ご飯にします。
この日は思ったより、気温も高かったようで、標高1200mのこの場所は暑くも寒くもなく、ちょうど適温です。
↑Eさんが目ざとく咲いたばかりのセンブリを見つけてくださいました。
今年は秋の花が咲くのが早いので、センブリももっと咲いているかと思ったのですが、この日見たのは1輪だけでした。
やっぱり、秋の花の最後頃に咲く花だけあります。里山では10月下旬が最盛期ですものね。
お昼を食べながらも、眺めが気になります。
落合峠や矢筈山方面は相変わらず雲がかかっているものの、中津山と国見山ははっきりと見えています。その裾野は祖谷辺りです。
画像中央付近には小さく龍王の滝の駐車場も見えていて、Eさんの車もはっきりと見えていました。手前の木々がうっすらと色づいているような気もします。
反対方向を眺めると、そこはキャンプ場になっています。
この辺りのススキはもう終盤のようですね。
お昼を食べ終わったところで、山頂目指して最後の登りにかかりますが、その前に、いったんキャンプ場へと下ります。
後ろを振り返ると、天狗の鼻の岩場がなかなかの眺めです。
リンドウはやっぱり、ところどころで咲いています。
私が初めて梶ヶ森に来たのは中2の時だったと思います。母校の中学では夏休みに希望者を募って、石鎚や笹ヶ峰、そして梶ヶ森などに連れてきてくれました。当時は高知の山だということも知らずに登ったような気がします。家のどこかに、その時の写真もあるはずなのですが・・・。
12年ほど前に山登りを復活したばかりの頃は、四国にどんな山があるかよくわからず、中学の時に登った笹ヶ峰と、この梶ヶ森にまずやってきたものでした。
その時にやはりリンドウの花がたくさん咲いていて感激したのを思い出します。イワギキョウなど高山のリンドウは学生時代に北アルプスで何度も見ていましたが、普通のリンドウはあまり記憶になかったのです。
キャンプ場からは階段状の登りが続き、車道を2度ばかり横切って山頂に向かいます。
山頂のすぐ下まで登ってきたところです。
13時24分、山頂に着きました。
散策レベルの登りですが、それでも龍王の滝駐車場からだと標高差700m程度の登りになるようで、まずまずの歩きです。
梶ヶ森の山頂には、これで10度目ぐらいでしょうか。秋の花を見るようになってからでも、6度ぐらいは来ているように思います。
Rさんに教えてもらって初めて、高板山や奥上賀山が見えているのを知りました。
ゴヨウツツジで有名な山ですが、アプローチの林道がかなりダートなのも有名な話です。(^_^;
↑これはどの方向を撮影したものやら?自分でも覚えていませんが、野焼きをしているらしく、煙がたなびいているのが目につきます。稲刈りの終わった田んぼを焼いているようですね。
山を切り開いて棚田を作ったというのが上から見ると良くわかります。
山頂でしばらく展望を楽しんだら、ゆっくりと下りにかかります。
3連休後の平日とあって、車で登ってきたらしい女性2人を除くと、登山者は私たち以外に誰もいないという、静かな山頂でした。
下り道では、思った通り、ウメバチソウが咲いていました。
そろそろ終わりかけた花、盛りの花、これから咲こうとしている花芽・・・・いろいろな状態の花が楽しめました。
山荘の天文台がススキの揺れる中、良い被写体になってくれます。
草むらでは咲き残りのシコクフウロが2輪・・・・。
地図を出して、すぐ近くに見ているこの山が鉢ヶ森だということも確かめました。
カワラナデシコもいつもの場所に来いピンクで色鮮やかに待っていてくれました。
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