秋の花咲きそろう梶ヶ森へ、その4、ブナの実とリンドウ
急勾配の梯子場や階段を登りきると、そこには東屋があって、やっと一息つけます。
いつもだと東屋で休憩を入れたりしますが、この日は歩き始めが遅かったので、もう一頑張りして、天狗の鼻まで登ることにしました。
東屋を過ぎると少しですがブナの木が見られます。
梶ヶ森のブナは石鎚山系で見かけるブナに比べると、すらりとした小ぶりの木が多いようです。
先ほどまでの急勾配の道も一段落して、緩やかな登りとなります。
ブナがあればブナの実を探さなければということで、探してみました。
黒いまるで囲んだのがブナの実で、三角ドングリといわれるように稜のある小さな実です。今年は春にブナの花がたくさん咲いていたので、ブナの実は豊作のようです。
ブナの実の殻とブナの実を拾い上げます。
ブログ仲間の方がブナの実を試食されたそうで、クルミのようなお味だったという記事を見せていただき、ぜひとも私もお味見をと思ったのです。でも、残念ながらこのとき食べた実はシイナと言って中身のない実でした。
で、昨日、友人と大山方面にドライブしたのですが、鍵掛峠でブナの実をたくさん見つけ、友人と二人でお味見したところ、やっぱりクルミの実と同じ食感でした。(^_^;ブナの実は栄養価も高くクマなど野生動物にとっては貴重な栄養源らしいです。
ブナ林を抜けると、やがて展望が得られるようになり、梶ヶ森山荘が見えてきます。
遠くには三嶺、天狗塚、牛の背も何とか見えていますが、それも少し経つと雲にかくれてしまいました。Kさんが登っているという矢筈方面は、早くから雲の中です。
笹原にはまずアキノキリンソウが・・・・。
続いて、シコクママコナも咲いていました。
滝の近くは薄暗くて撮影し難かったですが、ここはばっちりですね。
そして、待望のリンドウが現われました。
梶ヶ森はリンドウが多い山です。前回登った寒風山はアサマリンドウばかりでリンドウは咲きませんが、梶ヶ森はどちらも咲きます。
梶ヶ森山荘方面を眺めるRさん・・・。
足元の花も見ますが、展望もと、こういう日は見るのが忙しいですね。
この日見かけた中でいちばん花つきの良かったリンドウです。
上を見ると、ドウダンの実らしいのが青空背景に見えました。
咲きあがったばかりのとても美人さんのリンドウ・・・。色も鮮やかですね。
後ろにアキノキリンソウの黄色を少し入れて撮影してみました。
階段の足元には一枝のノコンギクが身を乗り出していました。
そろそろ天狗の鼻も近そうです。
前を歩かれるのは、久々にご一緒したEさんです。
12時33分、天狗の鼻に着きました。
さすがにお腹がぺこぺこです。
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