色付き始めた寒風山へ、その2、稜線へ
この日は登山口の気温を見るのを忘れたのですが、恐らく10℃以下だったと思います。
暑がりの私にとっては、気温低目は有難いです。ウエアも9月までは半袖でしたが、この日はさすがに長袖のウエアにしました。
しかし、気温は低めでも、最初の15分は急登続きなので、汗ばむほどです。
↑登るにつれて天気は回復しているようで、上を見上げると青空の部分が広くなってきました。
暑くもなく、寒くもなく、この時期の山歩きは快適そのものです。20日ぶりの山と言うのに、特に違和感もなく登れているのがうれしいです。
9月に登った時も撮影したアクシバの実が、まだ残っていました。
今回は何とかピンボケせずに済んだのでやれやれです。
台風の後だったからか、登山道にいろいろな木の葉が落ちています。
この黄色い葉は、最初はトチの葉?などと思ったのですが、後でミズナラの葉だと気づきました。
なるほど、ミズナラの葉ってこんな色に紅葉するんですね。
アサマリンドウは9月に来たときは、どこで咲いているのも綺麗な時期でしたが、今回はさすがに終わってしまった花が多いです。
アキチョウジも終わっていて、かろうじて花が一つだけ残っていました。
稜線が見える場所まで登ってきました。この辺りになるとさしもの急登も終わり、楽な登りになります。
赤や黄色の色がちらほら見えていますね。
少し上はもう稜線だと思うのですが、その辺りを見上げると青空に真っ白な雲が流れて良い雰囲気です。
展望が開けてきて、冠山がはっきりと見えてきました。
シロモジの木が黄葉しているけど、いまいち色が良くないようです。
シロモジの木はうまく染まった時は黄金色に輝くのですが・・・・。
登山道に赤い実が落ちているので、見上げてみるとカマツカの木でした。
同じカマツカの木でも、この辺りはすでに落葉していて、赤い実だけになっています。
カマツカはバラ科ですから、赤い実はノバラの実にそっくりです。
伊予富士方面を振り返ると、すじ雲が出ていました。
ブナは桑瀬峠から上でないと出てこないとばかり思っていましたが、桑瀬峠の下にもあるんですね。
アキノキリンソウだけは前回来た時と同じく、まだまだ元気に咲いていました。
花は開いていませんが、色の綺麗なアサマリンドウも見つけました。
稜線の明るいところで見るのは色が綺麗で惚れ惚れします。
陽射しの関係で、色がはっきりしませんが、伊予富士方面もちらほらと色づいた木が見えるようです。
9月には気づかなかったアセビの花芽が赤く染まって綺麗です。
半年も前に花芽が出来るものなんですね。
そろそろ桑瀬峠が近いようですが、裏寒風付近はガスが出ているようです。
こちらの里山では、色付くまではまだまだ程遠い感じです。
さらに、たびたび台風が襲来しているので、葉っぱもだい
ぶ傷んでますね。山に登っても紅葉の色付きがイマイチ冴
えません。
シロモジ、クロモジ、ダンコウバイは黄色く黄葉する代表
格ですが、こちらの色付きも同じ様に冴えませんね。
ミズナラ、コナラは渋く紅葉する代表格ですが、初冬の頃
がいちばん綺麗に染まる感じです。ミズナラのドングリに
気付かれましたか?あの大きさにはビックリしますよね。
投稿: 翼 | 2013-10-23 12:31
翼さん、こんばんは。
里山はこちらも紅葉の時期は遅いですよ。
下手すると、ハゼの木が12月初旬に紅葉の時期を迎えます。
でも、石鎚など高山では10月上旬から徐々に紅葉を始めますので
時期をずらして紅葉を楽しむという感じですね。
今年は台風が何度もやってきて、特に関東のほうがこちらよりも度々
台風の進路にあたっているので、紅葉も当たり年とはいかないようですね。
クスノキ科3兄弟は黄葉が綺麗ですが、シロモジだけはこちらでは標高
1000mぐらいから上でないと見られないので、今はシロモジが楽しみです。
クロモジやダンコウバイは里山の木なので、11月に入ってからの黄葉でしょうか。
ドングリは登山道にたくさん落ちていて、クヌギのようなドングリもありましたが、
ミズナラのドングリというのに考えが及びませんでした(^_^;
次回はミズナラのドングリを見つけるのが宿題となりました。
投稿: keitann | 2013-10-23 22:02