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2013-10-24

色付き始めた寒風山へ、その4、ブナと紅葉

桑瀬峠から20分も登ると、そこは寒風山のブナ林になっています。

ブナは紅葉しているのかいないのか、微妙な状態でしたが、それでも灰白色や黒っぽい幹を見るだけでも存在感抜群です。

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四国の山にはブナが多いので、これからでもブナの紅葉を見に行くのは可能です。

今年はどこに行こうか?と考えるのも楽しみの一つ。 

 

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カエデなどの紅葉の中にブナが混じっているのも良いものです。

9月に来たときにはブナの存在感はそうでもなかったのですが、花が終わり、木々が紅葉や落葉を始めると、一段とブナの姿が目を惹きます。

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大きなうろのできたブナの幹です。

中には小動物が棲めそうな大きさですが、覗き込んでもブナの葉があるだけでした。

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ブナの枝の付け根には何かの植物が着生していて、この植物はブナの上で一生を終えるんですね。

幹に着いた苔もまるで岩に苔がついたのかと見紛うばかり・・・。

森の主のようなブナでした。

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やがて、笹ヶ峰とちち山が姿を現しました。

手前の斜面もうっすらと色づいています。

 

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岩場からドウダンの枝越しに眺めるのは西黑森の姿です。

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↑こちらは紅葉したドウダンの向こうに伊予富士と縦走路を眺めたところです
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ダイモンジソウは9月に来たときは花が良い時期でしたが、今回は花は終わっていました。

 

 

 

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↑ブナの枝越しに、尾根が見えています。

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シャクナゲの木も数本あって、来年の花芽をつけていました。

この登山道にシャクナゲがあるのに気づいたのは初めてのことです。

もう5度以上は登っていると思うのですが、他の木々が青々としてるときは目に留まってなかったようです。

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↑ヤマシグレの葉も真っ赤に紅葉するようですね。

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ちち山辺りの稜線が見えてくると、山に来たという気分が高まりますね。

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晴れてきて、青空が背景になってくると、岩場の紅葉も映えます。

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登ってきた道を振り返るとこんな感じです。

ドウダンが多くなってきたので、赤い色が目立ってきました。

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↑この朱赤の色はウリハダカエデみたいです。

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↑ブナの幹が横倒しになっていて、その上にアキノキリンソウなどが着生して、自然の寄せ植えになっています。花が咲いていると、さぞ綺麗だったことでしょう。

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↑標高が高くなってきたのと、岩場に生えているのとで、紅葉したアサマリンドウの葉っぱです。

アサマリンドウの葉の紅葉は条件が良いと見ることができます。

花はもう茶色になってしまっていますが、萼片も紅葉していますね。

コメント

お早うございます。
いつも見せて頂いていますが、コメは 久し振りになります。
いつも精力的に 山に 花散策にと お出掛けになっていますね。
桑瀬峠より上に行くと存在感のあるブナが沢山見えて来ますよね。
ここで、いつも同じように同じブナを写真に収めています。
このところ 雨の為 なかなか 寒風山にも行く事が出来ませんが、keitannさんのブログで楽しませてもらってます。

山の木々がいい感じで色付いてきてますね。
こちらは毎週台風の襲来で森の木々が随分と傷んでますし、
紅葉にもダメージを与えているみたいです。もっともこち
らの里山の紅葉は12月頃がメインですが。
ブナに地衣類がずいぶん付着しているようですが、これ、
イヌブナではないですよね。

kumutomatoさん、こんばんは。

いえいえ、あまり精力的には出かけられません(^_^;
今の季節は、庭仕事がたくさんあるので、山には月に2~3回行ければいいほうです。
一度にアップが出来なくて、だらだらと書いているだけです(^_^;
桑瀬峠から上のブナは9月に行ったときはあまり印象に残らなかったですけど、今回は
ブナがずいぶん目につきました。
そうですか・・・kumutomatoさんがいつも撮影されているブナはどのブナなんでしょう?
あ、そうそう、このときにも裏への下り口付近で単独男性の方とお会いしたのですが
kumutomatoさんをご存じの方でしたよ。同じ山の会に所属されていると仰ってました。
Oさんと仰る方で佐川の方でした。
私よりよほど精力的に歩いてらっしゃるようでした。

翼さん、こんばんは。

今度の台風は、雨は多いですが何とか暴風の直撃を免れたようですね。
こちらも里山は11月末が紅葉の時期ですが、四国の山は標高2000M
以下の山はいろいろと揃っていますので、その時期その時期で山を選べます。

イヌブナは香川の標高1000Mの山には自生していますが、寒風山のは
ブナだと思います。
もっとも、ブナとイヌブナの違いがはっきりわかるほど勉強してないので
断言はできませんが・・・。
イヌブナには地衣類の着生が多いのでしょうか?

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