11月上旬の散策から、センブリ
センブリの花は四国では石鎚山系の標高1500mでも咲いているのを見たことがあります。
高い場所では9月末に咲いていたのですが、標高1000m程度になると10月ごろの開花です。そして、里山では10月末や11月上旬に見ごろとなるのです。
今年は9月下旬に高知の山で一輪だけ咲いているのを見たのですが、その後は見る機会がなく、11月5日に例年のように見ている里山で見てきました。
この場所ではかなりの株数が咲きますが、去年まではもっと遅い時期に来ていたのを、今年はこれでも早めに来てみました。
野草の好きな方ならご存知だと思いますが、センブリは2年草なので、開花株の周囲にはロゼットも見えます。
↑の画像がそのロゼットです。
こうして画像に撮ってみると、花弁の筋が結構目立ってますね。
小さめですが、端正な花だと、つくづく感じます。
たまに4弁の花も混じっています。
葉は今までに2度ほどちぎって苦さを味わったことがありますが、その日1日中、口の中に苦さが残ると言ってよいほど強烈な苦さです。
そういえば、イヌセンブリも今年は初めて葉を齧ってみましたが、苦いものの、ずっと口に残る苦さではありませんでした。
やはり、センブリの苦さは特筆物ですね。
こんな小さな株でもちゃんと花を咲かせていて、その生命力に感心します。
ロゼットはかなり見受けられたので、来年もこの場所ではセンブリに会えそうです。
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