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2013-11-07

11月上旬の散策から、シマカンギク、フユノハナワラビほか

シソ科の花が終わると、次はキク科の花がどんどん咲き始めます。

身近なキク科の花の中で好きなのはリュウノウギクとシマカンギクなのですが、リュウノウギクは今年はまだ見ていませんが、シマカンギクは早くも2度も見ることができました。

中でも実家に行く途中に簡単に見られる場所があるのが春に分かったのです。

今まで何回通ったか数えきれないほどの道なのですが、早春にたまたまその周辺を散策していたときにシマカンギクの葉を見つけたのです。

そろそろ咲いている頃だと思い立ち寄ったら、思った通り咲いていてくれました。

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子供の頃、父について里山に入り、キノコ狩りの好きだった私がなぜ子供の時にはこのシマカンギクを見た覚えがないのか、最初は不思議でしたが、キノコ狩りをする時期は10月まで、そしてシマカンギクが咲き始めるのは低山では11月に入ってからです。そのためかもしれません。

 

Pb056835野趣にあふれていて、それでいて切り花にでもできそうな鮮やかな黄色の小菊。

九州などでは古くから栽培されていたとか・・・。「島地を好まないのでシマカンギクの名は不適当である」と、牧野博士は仰っていたそうですが、小豆島やそのほかの瀬戸内の島々でもシマカンギクが咲いているのを見ています。

山口でも九州でも海岸近くに咲いていました。

Pb056833この場所は春にはホタルカズラ、秋にはシマカンギクが咲くという、昔からの植生が律儀に残っていて嬉しい限りです。

Pa276112一方、こちらも晩秋から初冬の里山ではお馴染みのフユノハナワラビです。

今年はいつもとはちょっと違う場所で群棲していました。

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秋の初めに、別の場所ですでに見かけたコミカンソウも里山では今頃に色付きます。

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ワレモコウはセイタカアワダチソウとのツーショットになりました。

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ヤマハッカは私が時々登る山の山すそに、まだ咲き残っていました。

意外と秋が深まった頃のほうが良く見かけます。

Pb056818ツリガネニンジンも強い植物で、草刈されないときは8月ごろから咲いていて、草刈に遭うとその後出てきた新芽に花が咲くようで、花期の長い植物です。

実家に向かう道すがら、少し寄り道するだけで、秋の花を一通り見られるのは嬉しい限りです。

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