リュウノウギク、シマカンギク、交雑種のキク
今年はリュウノウギクの花をなかなか見ることが出来ずにいましたが、11月中旬に入ってようやく見ることができました。
不思議と香川の里山でも西に位置する里山にはシマカンギクは多いですが、リュウノウギクはあまり見かけません。どのあたりに分布の境目があるのか、一度調べてみたい気もします。
中旬に訪れた里山では、どちらも咲いていましたが、しいて言うならば、リュウノウギクのほうが多かったようです。
愛媛の山ではそういえば、不思議とリュウノウギクを見てないように思います。
その年初めてのリュウノウギクを見たら、葉を一枚もらって、手で揉んで香りを確かめるのが毎年のちょっとした習慣です。
今年も、あの独特の香りを楽しみました。
シマカンギクにしてもリュウノウギクにしても、花散策を始めるまでは存在すら知らなかったノギクです。
子供の頃はノギクと言えば=ヨメナでしたっけ。
リュウノウギクは終盤になるとうっすらと紅を差してくるようです。
舌状花の数が多くて華やかな個体もありました。
この山では、比較的高い場所にシマカンギクが咲いています。
普通は標高の低い場所にシマカンギクが多いような感じがあるのですが・・・。
ヤマラッキョウの花がちょうど見ごろで、シマカンギクとの色の取り合わせが華やかでした。
そして、今年もシマカンギクとリュウノウギクとの交雑種を見ることができました。
周囲を見回すと、両方が咲いている場所です。
葉の形はシマカンギクに近いでしょうか。
淡いクリーム色の花色が上品で、いつ見てもしばらく見とれてしまいます。
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