晩秋の笹ヶ峰に登る、その1、アプローチ
当初は10月下旬に単独でどこかに登ろうと思っていたのですが、山友達のRさんが11月上旬に代休を取って山に行かれるとかで、それなら、一緒に登りましょうと言うことになりました。
登る日は11月6日と決まりましたが、問題は行先です。
三嶺を光石からぜひ登ってみたいとずっと思っていて、去年登られたばかりのRさんに案内していただくのも良いな~と思ったものの、日が短いこの時期はロングコースの歩きも厳しいです。おまけにRさんは11月3日に石鎚のご来光の滝にも登られていて、中2日でロングコースはあまりにもお気の毒です。この時期、ちょうどマルバノキの花が咲くそうなので、杖立山にでも登りましょうか、と、最初はそんな計画になっていました。
ところが前日の天気予報を見ていたら、あまり良くないと思っていた6日の天気がまずまずのようです。急いでRさんに、「もう少し山らしい山に登りますか?」とメールしたところ、すぐに電話がかかってきて、霧氷を期待して笹ヶ峰行ということになりました。
↑画像は笹ヶ峰の登山口から少し上で見かけたモミジです。
今年の秋はすでに紅葉狩りには山登りで一度、ドライブで一度、それぞれ楽しんでいますが、今回は何と言ってもモミジの紅葉が素晴らしかったです。観察していると、モミジの仲間はいちばん遅く紅葉するようで、訪れる時期を少しずらすことで、異なる樹種の紅葉を楽しめるということが、今回初めてわかったような気がします。
当日はいつもの場所に6時半集合にしました。
登山口までは2時間ほどあれば着くでしょう。
笹ヶ峰の登山口には未舗装の林道を走らないといけないので、車出しはRさんにお願いしました。
途中、法皇山系はガスもなく素晴らしい天気です。「行先変更するなら、今なら間に合うわよ」と半分冗談を言いながら、それでも西条インターで高速を下りました。
西条には7時半ごろに着きましたが、いつものコンビニから眺める分には、お天気は期待できそうです。
9月、10月と立て続けで寒風山に登りましたが、2度とも西条市内から眺める山の様子は雲がかかっていて、あまり期待できなかったのです。それが登り始めると、素晴らしい青空に恵まれたのでした。
加茂川にかかる橋から眺める石鎚は、山頂付近が雲に覆われているようです。
しばらくR194を走ったら、途中から吉居林道を走ります。
この林道を走るのは2008年の2月以来ですから5年ぶりです。ついでに言うと笹ヶ峰に登るのは中一の時を皮切りに6度目ですが、そのうちピークを踏んだのは4度です。中一の時は母校の中学から希望者を募って連れてきてもらいました。それから何十年も経って、2度めに登ったのが2003年でこれは当時小学生だった末っ子と、丸山荘まで下見的な登山でした。3度目は山登り初心者の友人と来たのですが、友人が途中でばててしまい山頂の少し下で時間切れ。
4度目と5度めはそれぞれ06年12月、08年2月ですから雪のある時期で、これは大学時代の山仲間のS君に連れてきてもらったようなものです。
話が逸れましたが、吉居林道から眺める山肌も良い塩梅に色づき始めていて、丁度朝日が当たり始めていて綺麗なので、車を停めてもらって撮影しました。
杉の植林の中に、部分的に自然林が残っているようです。
林道沿いには、咲き残りのナギナタコウジュがありました。
これはほぼ終わっていると言ってよいアキチョウジです。
アキチョウジは今年もあちこちの山地ででよく見ました。
道路法面にはところどころで、水が流れ落ちている箇所があって、そんな場所にはジンジソウがたくさん咲いています。
後20日早ければ、見事に咲き誇っていたことでしょう。
Rさんが運転してくださってるので、車から見えた紅葉をパチリ。
紅葉は、標高1000m程度まで下りてきているようです。
道はいつの間にかダートな道になっていますが、10年前には末っ子や友人を乗せて走ったのですから、昔のほうがまだましだったのでしょうね。
登山口には8時25分に到着しました。
もしかしたら、登山口には誰もいないのでは?と思っていたのですが、先客がいたようです。
奈良ナンバーの車が一台、すでに停まっています。この車の道主の方とは、後程お会いすることになります。
登山口周辺の紅葉です。
黄色がメインの紅葉ですが、この日は登山口から最初の休憩場所である宿までが紅葉がきれいでした。
支度をして歩き始めたのは8時40分のことでした。
ほぼ予定通りの出発です。
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