勤労感謝の日の飯野山、その3
登っている途中はずいぶんたくさんの人に会ったので、山頂はどんなに混雑しているかと心配しましたが、団体さんが下った後だったようで、それほど混み合うこともなくほっとしました。
途中から空いたイスとテーブルでゆっくりとコーヒーを飲み、お菓子をいただきます。
下りはYさんの提案で、眺めの良いルートを下ることになりました。
その前に、山頂直下の展望台から、眺めを楽しみました。
↑ため池が点在している、讃岐の平野部独特の眺めが眼下に広がっています。
下り道でもあちこちでシマカンギクが咲き乱れていました。
この時期でもまだ花が楽しめるのが里山の良いところです。
↑瀬戸内海に、今度は高見島が正面に見えました。
飯野山から言うと、北西の方角です。
高見島の山…竜王山に登ったのは2009年の1月ですから、もう5年ほど前のことになりました。
記録はこちらです。
瀬戸内海の手前にこんもりとした緑が見えているのは丸亀城で、飯野山に登った後に、ご案内しました。手前の流れるのは土器川です。
↑ちょっと霞んでいますが、西の方角で、大麻山や天霧山方面です。
あれ?
この実はリュウノヒゲとも違うようだし、もしかするとヒメヤブラン?
飯野山でヒメヤブランの花はまだ見てないのですが、今度確認に来なくては・・・。
岩の上にはマンネングサの仲間が張り付いていました。
こちらも花の時期に確認したいですね。
絶好の展望岩があって、紅葉したコナラの下に平野部が見えていて、こういう光景はなかなか見られません。
Rさんの会社の方は高所恐怖症の気がおありのようで、岩の上には近づこうとされませんでした(^_^;
こちらは岩の上から眺めを楽しまれるYさんとRさん・・・。
コマユミの紅葉と、黄色いのは何かな?
そろそろ岩場の下りになって、イヌザンショウが紅葉しています。
この辺りからは私も苦だったことがありますが、ここまでは初めてのルートでした。
さすがに人の多い飯野山でもこのルートを登ってくる人はほとんどいませんでした。
私の後からRさんの会社の若い男性が下ってきますが、さすがにお若いだけあって足取りも軽く下ってきます。
下りだから汗をかかないだろうと思っていたら、どうしてどうして、結構、緊張を強いられる下りで、しっかり汗をかきました。
途中では、目を楽しませてくれるヤマラッキョウも少し咲いていて・・・。
岩場を下ってこられるRさんとEさんです。
この後は普通の下りになりましたが、人の多い一般登山道とは打って変わって展望も良く面白いコースでした。
keitann様 こんにちは
なるほど地図で確認すると等高線の密度が半端なく込み合っていて相当傾斜のきつい山ですね。
登るのはとも角として、この山を下るのは相当なアルバイトではないでしょうか。
特に下りでは速度を調節するのは登りよりも難しいような気がします。
ですから小生の場合は下りで大汗を掻く事は多いですね。
車に戻ってから下着を変えないと気持ちが悪くて、おちおち運転できないくらいに感じることが多いです。
お診立てのヒメヤブランはそれで正しいのではないでしょうか、我が家にも同じような姿で実が付いています。
夏に咲く花は、決して華やかでは有りませんが、ひそやかで可憐ですね。
讃岐平野の溜池の多さは教科書の記載どおりですね。
天気に恵まれて近場の良い山旅ですね。
投稿: ぶちょうほう | 2013-12-01 13:03
keitannさん、こんばんは。
讃岐富士は飯野山に登られたのですね。
春早く咲くケスハマソウ等のスプリングエフェメラルは有名ですが
この時期にもシマカンギク・ヤマラッキョウ等も咲くのですね。
山頂から見える田畑に溜池の風景は此方の播磨地方と良く似ています。
此方は昨日、播磨富士は高御位山でした^^)
シマカンギクは咲きませんがリュウノウギク・ヤマラッキョウ・リンドウが見られ
コバノミツバツツジ・モチツツジ・ヤマツツジの返り花も咲いていました。
投稿: k2 | 2013-12-01 19:58
ぶちょうほう様、こんばんは。
讃岐の里山は、こういうお椀型の山が多く、飯野山はまだらせん状に道がついていますが他の山は密な等高線をそのまま直登するような道がついているので、喘ぎながら登ることが多いですよ(^_^;
時間は短いですが部分的には北アルプスの登りよりきついです。
下りもルートがいくつかあるので、普通の下りのリートを使えばどうといううことはないですが、この日は同行の方がわざわざ面白いリートを案内してくださったようです。
立木につかまったり設置されたロープに頼ったりしながら、急なルートを下りました。
今の季節は落ち葉があるので、滑りやすく、初心者の方は特に下りの歩きでは難儀しますね。
気温が高めだったこともありましたが、思ったより汗をかきました。
そんなこともあるかと思って、速乾吸湿の山用のウエアを着て行って正解でした。
画像の黒い実はやはりヒメヤブランなんですね。
ヒメヤブランの花は好きな花ですが、今年はとうとう見られませんでした。
来年は、この山にあるということをしっかりインプットして見に行きたいと思います。
ご案内させていただいた方々は、県外の方だったので、讃岐の風土を少しでも知っていただけて嬉しかったです。
投稿: keitann | 2013-12-01 22:31
k2さん、こんばんは。
讃岐富士、よく御存じですね。
そして、そこに咲く花もご存じなんですね。
春の植生が豊かな山は、概して秋の植生も豊かだと思います。
ただ、今では人がずいぶん多くなったので、私などは花の季節に登るのと
高山に登る前にトレーニング代わりに登ることが多いです。
シマカンギクは香川でもどちらかというと西に位置する山には多いようです。
ため池の風景は播磨地方でも見られるのですか?
そちら方面はまったく登ったことがなく未知の山ばかりですが、娘たちが岡山に
いる間に、何とか一つ二つは登ってみたいですね。
播磨富士=高御位山なんですね。
これからの季節は、お互いに地元の里山歩きや島の山を歩く機会が多くなりそうですね。
投稿: keitann | 2013-12-01 22:38