013年、初冬の高知へ、その4、ノジギク
蛇紋岩地散策が終わったら、後は海岸の花を見るために西へ西へと走ります。
午後に入って、西に走るということは陽射しを受けながら走るので、これまた12月とは思えないほどの暖かさというか、暖かいを通り越して暑いです。
もう100mばかり下れば海岸部と思われたころ、車道沿いに白い花がちらっと見えました。
山地でこんな白いキクの花を見たら、リュウノウギクと思ってしまうのですが、ここは高知の海岸に近い標高100ほどの山地です。
やはりノジギクと考えたほうが良いでしょうね。
ためしに葉を揉んで香りを確かめたら、リュウノウギクのような香りもありません。
↑ノジギクとリュウノウギクの違いを検索したところ、先端の茎にノジギクの場合は3つほど花がつくとあります。
確かに、私が11月に撮影したリュウノウギクは1茎に1花ですが、↑の画像では茎の先端が分岐して複数の花が見えます。
周囲の山の様子です。
赤く染まっているのはハゼでしょうか。
高知の海岸部の山にはコナラなどが少なく、ハゼ以外は青々としています。
山地ですから、他にはこんなシロヨメナも咲いていました。
いよいよ海岸部まで下ってきました。
しばらく海岸線に沿って車を走らせます。
車道法面の上のほうで、真っ白にノジギクが咲き誇っています。
まだ咲き始めのようで、今回はノジギクが見事でした。
防波堤に沿って、こぼれんばかりに咲いています。
こんな綺麗な花が、無造作に咲いているのですから、初めて見た8年前はちょっとした衝撃でした。香川の海岸部では見られない光景ですから・・・。
金網の下で、伸びあがるように咲いています。
海に身を乗り出すように咲いているノジギクです。
その海の水が透き通っていて、これまた綺麗なのです。
海底の石が良く見えます。
あちこちで、こんな光景が見られます。
水辺のノジギクのカット、素敵ですね。
こちらではノギクの仲間もほぼ終わり
です。
海岸部の森、色付いているのはハゼで
すか?常緑樹と思われるのはシイ、カ
シ、タブの仲間でしょうか?
やはり、こちらの森とは趣がちょっと
違いますね。
投稿: 翼 | 2013-12-10 16:35
翼さん、こんばんは。
高知にはほぼ毎冬、出かけていますが、たいていは足摺岬方面に
アシズリノジギクを見に行くことが多いです。
今年は足摺岬まで行くのが大儀になり、かなり手前までしか行かなかった
のですが、久々にノジギクの見ごろに会えました。
高知は暖かいので、1月に入ってもまだ見られますが、綺麗なのはやはり
12月上旬んだと思います。
高知の山は仰るようにシイなどの照葉樹が多く、真冬に訪れても青々と
していますよ。同じ四国でも、私の住んでいる瀬戸内側とでさえ趣がかなり
違います。
赤いのは確かめたわけではないですが、あの色はハゼの紅葉でしょうね。
冬場は高知道の20本ほどのトンネルを潜り抜けて高知の平野部にやってくると
空の色が違うと、つくづく思います。
投稿: keitann | 2013-12-10 23:08