忘年登山で初めての屋島へ、その4、談古嶺へ
ずっと遊歩道を歩いていくのかと思ったら、途中で山道に入ります。と言っても平坦な道なので、遊歩道とそれほど変わりません。
上を見上げると、コナラとハゼの木の紅葉が見事です。
紅葉を眺めながら歩いた後、千間堂前広場という開けた場所に出てきたのですが、ここまで来ると10人ぐらいの人が休憩されています。登るときは人にはお会いしなかったので、この方たちは恐らく南嶺方面から歩いてこられたのだろうと思います。
この辺りから人影をよく目にするようになりました。
観光地屋島という雰囲気になってきましたね。
ところどころで、展望が開けていて、↑の画像は東側に広がる眺めです。
五剣山とその山すそに広がるのは庵治の町?それとも牟礼の街になるのでしょうか?
子供の頃、五剣山には父が良く連れてきてくれ、私にとっては八栗さんという名のほうが馴染みがあります。余談ですが、五剣山は庵治石が採石されている山で、山肌のいたるところが切り出されて痛々しいですが、庵治石は超高級品で墓石には最高の石なのです。同じような花崗岩でも青木石の2倍はするというのを、姑が亡くなった後お墓を立てたので、石材屋さんから良く聞かされました。
この場所も、海を背景の絶好の紅葉スポットとなっています。
お仲間のKさんとAさんのお仲間の方が、断崖絶壁の上に立って眺めを楽しまれています。
ほんとに良い時期に来たものだと思います。
再び、尾根筋のような道を下ると、鞍部のような感じになっていて、ここが南嶺と北嶺の分かれ目だったようです。と言っても、下には遊歩道がずっと続いているようです。
一旦、下った山道を再び登るのですが、ここからが南嶺のようです。
と言っても、アップダウンはほんの少しで、登りと言うほどのものではありません。
道標によると、早くも遊鶴亭から1700m歩いたらしいのですが、何しろほぼ平坦地ですから、何ということはありません。
南嶺の尾根筋は岩がごろごろしていて、落石防止用にネットで覆われています。
五剣山を横目で眺めながら歩くような感じになります。ここまで来ると採石場が良く見えますね。
12時頃、談古嶺に着きました。と言っても着いたときにはその場所がどこかもわかってなかったのですが、ともかく展望の良いこの場所でお昼を食べることになりました。
12月とは思えないほど暖かく、のんびりとお昼をいただきます。この日は冬場の定番のカップヌードルを食べました。近くには桜の木もあって、春には海と桜と五剣山の眺めがさぞ綺麗だろうと想像できます。
お腹も満ち足りた後で、再び、屋島縦断にかかります。
↑は植栽の木ですが、ドウダンツツジの紅葉です。
こちらは植栽か自生かちょっとわからなかったアオキの実です。
冬場には真っ赤になるのですが、12月初めはまだ色づいてないんですね。
↑野生のサザンカに近いサザンカも植えられていました。
古いお寺などに行くと、足摺岬で見かけたのとよく似ている一重の白いサザンカを良く見かけます。
談古嶺の説明がありました。
屋島は源平の合戦があった場所としても有名ですね。古代の古墳に始まり、幕末の砲台まで歴史の様々なシーンに出てくる場所です。
この辺りは観光客も歩く遊歩道になっていますが、道の傍らにはアセビも見られます。
来春用の花芽がもう赤くなっています。
五剣山をバックに、屋島の見どころの案内図がありました。
何と言っても香川では金比羅さん、栗林公園と並んで、昔からの観光地です。
途中、ここから八栗寺へのへんろ道と言う道標がありました。
若者のグループがここを下って行きましたが、最近は若い人たちもこういう歩きをしてくれるのは嬉しい限りです。お遍路さんも外人さんや若い女性が多くなっています。
そして、へんろ道の分岐のところに、お地蔵さんがいくつか立っています。
源平の戦いのときにどちらかの武士が打ち首に遭い、その霊を慰めるために建てられたとのいわれがあるそうです。
昔はどのお地蔵さんも首がなかったのを、誰かが気の毒に思ったか、頭をつけたそうです。
keitann様 こんにちは
一昨日にNHKの「ひるブラ」でお昼の12時20分より「山の上で瀬戸内海を楽しむ~香川県高松市 屋島(やしま)~」という企画が有り、これを楽しみました。
このシリーズで拝見した紅葉の景色を眺められるか楽しみにしましたが、山の上から海を見下ろすアングルが最初に一度流し撮り程度で出ただけであとは、山頂の水族館の模様ばかりでちょっとガッカリさせられました。
この日は暖かい日だったようで、お友達と頂いたカップヌードルも美味しくいただけたことでしょうね。
見晴らし抜群なのがとても羨ましいことです。
投稿: ぶちょうほう | 2013-12-19 12:23
ぶちょうほう様、こんばんは。
一昨日のお昼のNHK・・・・丁度私も見てましたよ。
あの時間帯にTVを見ることは少ないのですが、ちょうどおあつらえ向きに屋島の
水族館からの中継でしたね。
実は今回の山行まで屋島と言えば、あの水族館にしか訪れたことがなく、山上から
これほど素晴らしい展望が得られるとは知らなかったのでした。
途中から見始めたので、最初に海を見下ろすシーンがあったとは知りませんでした。
私たちが訪れた日は、かなり前から予定してあったので、あれほど素晴らしい好天に
なろうとはまったく予想もしてなかったので、ほんとに運が良かったとしか言えません。
あの後、四国でも雨が降ったり曇ったりと、12月8日の忘年山行が12月でいちばん良い
お天気だったようです。
高山の展望も素晴らしですが、多島美を誇る瀬戸内海の眺めも、瀬戸内に住む者としては
誇りに思うことです。
投稿: keitann | 2013-12-19 22:46