« 忘年登山で初めての屋島へ、その2、海から歩く | メイン | 忘年登山で初めての屋島へ、その4、談古嶺へ »

2013-12-17

忘年登山で初めての屋島へ、その3、瀬戸内の眺め

香川のほとんどの里山からは、瀬戸内海が良く見えますが、屋島はとりわけ海に面しているので、瀬戸内の眺望がばっちりです。特にこの日は絵にかいたような快晴の一日で、終日眺めを楽しむことができました。

登っている途中でも素晴らしい景色が待っています。

Pc088528

海岸に沿ってアベマキやコナラが独特の色合いを見せてくれます。

Pc088531
向こうに見えているのは小豆島です。

数年前に登った千羽ヶ嶽や拇指嶽そして星ヶ城なども見えています。とうとう今年の秋は小豆島にも行けませんでしたが・・・。

Pc088538
やがて、洞窟が見えてきました。

立ち入り禁止らしいですが、中はかなり広そうで50人ほどは入れそうです。

Pc088535urasimasouno周辺にはウラシマソウの果実らしき赤い実が目につきました。

島の山や海辺の山にはウラシマソウが多いですね。

Pc088542それほど歩いたような気もしないですが、長崎の鼻からすでに1780mも歩いてきたんですね。遊鶴亭まで70mという実に細かな道標が立っています。遊鶴亭というのは展望台のことらしいです。

Pc088543
遊鶴亭への最後の急登を登っていると、道沿いにフユザンショウの木がありました。

11月に登った飯野山で見たばかりだったので、今回はすんなりと名前が出てきました。(^_^;

Pc08854410時58分、遊鶴亭に着きました。

眼下に広がる瀬戸内海の眺めが素晴らしいです。

私たちが歩き始めた長崎の鼻も見えていて、肉眼では駐車してある車も見えています。

↑画像中、長崎の鼻を赤丸で囲んでみました。

この日の眺望は素晴らしく、淡路島まで見えていたのです。

Img461kakikomi
↑ネット上から屋島の地図をお借りして、この日歩いたコースを青線でなぞってみましたが、全行程で歩行歩数は20000歩近かったそうです。

Pc088545そして、ここで五剣山の姿が初めて見えました。

屋島と並んで高松郊外の山では特異な形をしているので、どこから眺めてもすぐにそれとわかります。

Pc088550
遊鶴亭でしばらく眺めを楽しんだら、再び歩き始めますが、これから先は屋島山上のほぼ平らな台地状の上を歩くので、アップダウンはそれほどありません。

遊歩道周辺はウバメガシの見事な林になっています。

Pc088551そして、ウバメガシの林床にはコウヤボウキが下草としてびっしり生えていました。

香川の里山ではずいぶん多いのですが、ここほどびっしりと生えているのは珍しいかもしれません。

↑はそのコウヤボウキの綿毛の中で見つけたピンクの綿毛です。毎年、冬場の里山歩きで何度かは目にします。

Pc088554やがて分岐に出ましたが、これは後で合流するのでどちらに進んでもOKです。

私たちは展望を楽しむため、西側の遊ほどを歩きます。

Pc088555
途中で見かけたテイカカズラの果実です。

このサヤから綿毛が飛び出すのはもう少し先のことですね。

こんな真っ赤に色付いた果実を見るのは珍しく思いました。

Pc088559
やがて、この日見た中でいちばん綺麗だった紅葉スポットに着きました。

魚見台という場所だとお聞きしましたが、いろいろ立ち寄ったので、もしかしたら勘違いしてるかもしれません(^_^;瀬戸内海の海の色が紅葉を引き立てているのですが、紅葉のこんな楽しみ方は初めてですね。

Pc088561向こうに見えているのは高松の市街地です。

屋島は高松の中心部からだと車で20分ほどでしょうか。

Pc088563山上は画像のようにほぼ平らな場所が続いています。

いったん登ってしまえば、後はウオーキングと言っても良いですね。

落ち葉を踏みしめながら歩いていくのはこの季節ならでは・・・・。

Pc088564
ナツハゼが葉っぱも実もほとんど落としてしまい、黒く色付いた実が一個だけ見えています。

Pc088565
↑こちらはモチツツジの紅葉だと思いますが、屋島にはモチツツジも多かったです。

香川の東部ではよく目にするモチツツジですが、西部では自生しているのを見たことがありません。

コメント

keitann様 こんにちは
上から見下ろす見事な紅葉は、海に囲まれた不思議な眺めですね。
それにしても穏やかな色に染まりましたね。
良く晴れた空のもとで50km先にある淡路島が見えていたということですので、海原の眺めを満喫できましたね。
2万歩は良い運動になったのではないでしょうか。
落葉・陽だまり・談笑と素敵な忘年会山行でしたね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

見慣れたコナラの紅葉も海を背景に見ると、ブルーと独特の茶色が
とても綺麗でした。
海岸沿いは高知や香川のほかの山でもそうですが、ウバメガシなどの木が
多く、意外と海と紅葉という組み合わせは珍しいですね。
高山のナナカマドの紅葉や、カエデ類の紅葉ともまた違い、里山の紅葉は
遅くまで楽しめるのが良いです。
淡路島までは50kmも離れているんですね。
東讃の山から淡路島を見たことはありましたが、高松近辺の屋島から見えるのは
晴れた秋の日でも珍しいのではないでしょうか。
ぶちょうほう様のように3000歩はなかなか歩けませんが、20000歩ぐらいだと
5時間ほど歩けば到達しそうですね。
気の置けない仲間たちと、のんびりと里山を歩くのは、冬場には良いものですね。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ