里山その2、爺神山とかみやま(高瀬富士)に登る
羽床富士に登った丁度一週間後の12日は、爺神山(とかみやま)の山麓にあるピザ屋さんで、高校時代のバレー部仲間の集まりがありました。
年に一度、お正月休みが一段落した頃に集まるのですが、今年は久々にお店で集合となりました。例年は仲間の一人のお宅に囲炉裏があって、囲炉裏の周囲で食べたり飲んだりしています。今年は秋ごろから、時々一緒に山に登っている仲間が、爺神山の山すそにピザ屋さんがあって、小高い場所だから眺めが良さそうだからそこにしようと決まりました。
↑は登山口にあった白梅の木で、かなり膨らんでいた白梅の蕾です。
今冬は寒さが厳しいので、さすがに年明け早々に咲いている梅はまだ見られませんね。
↑ピザ屋さんのデッキから国市池方面を眺めている仲間たち・・・。
ピザを食べたら、その後は仲間の一人の家に移動してお茶でも飲もうということになっていたのですが、爺神山がすぐそこ(というよりもこのお店は爺神山の2合目ぐらいにあります)なのに、これを登らない手はないでしょうと、私が言いだしっぺで、皆で登ることになりました。
メンバー全員、高瀬近辺の出身ですが、どういうわけか山登りが趣味の私ですら爺神山の山頂に登ったことはありません。ピザ屋の方に道を尋ねたら、MITOYOヤマガアルというブログをプリントアウトしたものを持ってきてくれました。そのサイトはこちらで、私もつい最近見つけたブログなんです。三豊市の山をたぶん三豊市役所勤務(と思われる)の女の子が紹介するという設定になってるようです。
それによると、登山口は大師堂というところらしいです。
ということで、メンバー2人の車に分乗して大師堂へ向かいます。ところが、登山口に行くまでに早くも問題発生。というのは私は大師堂を知っている仲間の車に乗せてもらったおですが、もう一台の車がなかなか来ないのです。携帯で連絡すると、全然違うほうに行ってたらしい・・・。その車を運転してたのは爺神山の麓と言っても良い場所に住んでいる子で、よもやその子が道を間違うとは誰も思ってなかったんですね。(^_^;
↑、これがその大師堂です。
全員揃ったところで、先ずは大師堂にお参りします。
↑大師堂の中には石仏が安置されていました。
こんな立派なお堂を建ててしまうなんて、地元の人たちもよほど大事に思われているんでしょうね。平成20年の建立だそうです。お参りしていると、この大師堂の世話役さんのような方が来られました。私たちよりちょっと年配の女性の方です。
私たちがこれから爺神山に登るというと、一緒に登らせてもらっていいですか?と仰るので、どうぞどうぞと言うことで、私たち6名とその方の計7名で登り始めました。
先ほど、白梅の蕾が膨らんでいた登山口では、シマカンギクもまだ咲き残っています。
西日が射す場所で、暖かいんでしょうね。
↑の花はちょっと白っぽいシマカンギクです。
西讃の里山は、いったいにシマカンギクが多いですね。
出発は14時7分ぐらいでしょうか。
登山道はきちんとジグザグがつけられていて、歩きやすい道です。登山口には竹の杖が置かれてあるので、メンバーの何人かは杖をお借りします。
↑14時13分、早くも四合目に差し掛かりました。この前登った堤山と同じで、一合目ごとにこの表示があります。書いてある板も同じなら筆跡も同じみたい・・・・。もしかすると、こういうものも売ってるのかも?などとしょうもないことを考えながら登ります。
↑この日は普通に食事をするだけの予定だったので、皆、山登りの服装ではなく、靴も普通の靴のメンバーもいたりしますが、「きつい・・・」と言いながらも皆ちゃんと登ってきます。
さすがに数十年前はバレーで鍛えただけのことはあります。
↑14時24分、九合目に差し掛かりました。後少し・・・。
里山では必ず見かけるコウヤボウキの綿毛がここにもありました。
14時26分、山頂に着きました。
正面に私にとって馴染み深い火上山、中山、我拝師山が見えます。
火上山は小6の時に近所の年下の子たちを連れて登った山です。
そして、この爺神山も母校の小学校からは良く見えるので、絵に描いたこともありましたっけ。昔はこれほど山肌が削られてなくて、まだ高瀬富士の名も納得できる山容だったのです。それが今では山肌が大きく削られてしまい、近くを通るたびに目を背けたいような気もちすら覚えます。
↑画像のロープの下は削られてむき出しになった山肌が見えているのです。
天霧山と火上山の間には鳥坂峠があって、鳥坂峠を超えると見える山も風景も一変します。
大師堂の世話役の方にお願いして、皆で集合写真を撮っていただきました。
このメンバーで山の上で記念写真を撮ったのは初めてでした。
良い思い出になるかもしれません。
下山し始めたのは14時35分でした。
下る途中、この冬初めてのシュンランンの花芽を見ました。
途中、ロープ場があって、登るときはロープなんて要るかな?と思いましたが、普通の靴を履いているメンバーもいたので、下りではやはりロープが有難かったです。
讃岐の里山に多い、直登している部分はあまりなくて、きちんとジグザグを切った道で良かったです。
山頂を出て15分後の14時49分には全員無事で登山口の大師堂まで下ってきました。
この日は気温も割合高く、汗ばむほどだったので、大師堂の世話役の方がお供えしてあったみかんを下げてきて私たちに一つずつ接待してくださいました。お正月早々、ほっこりとしたひとときでした。
特に意識したわけでもなんでもなく、年明け早々に讃岐七富士に2座連続で登れたのはほんとに何かの縁と言うべきかもしれません。
讃岐七富士の中でまだ登ってないのは、高鉢山と江甫山の二座となりました。
近いうちにこの2座にも登ってみたいですね。
こんにちは。
お仲間たちと楽しい登山でしたね。
流石に、もとアスリートだけあって、皆さん、お元気でしたね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2014-01-21 08:05
多摩NTの住人様、こんばんは。
毎年集まっているバレー部の仲間たちですが、そろって山に登ったのは
初めてのことでした。
アスリートと言うほどでもないですが、かつては私よりはるかに長距離も
短距離も速かった人たちです。
私は1kmを5分もかかって走っていたのに、彼女たちは4分かかるかかからない
という速さでした。それが今では私のほうが山に登るのは速いのだから、わからないものです。
投稿: keitann | 2014-01-21 23:16