カタクリを見に鋸山~豊受山へ、その4、アケボノツツジ咲き始め
神社の手前からほんの少し登ると、そこは豊受山の稜線になっていました、
結構な痩せ尾根になっていて、ちょうどお昼の時間にもなっていたので、山頂は後回しにして、三度ヶ嶽という岩場のほうに先に行くことにしました。Pさんの話ではその場所が絶好の展望が得られるそうで、そんな良い眺めを見ながら食べると気持ち良いでしょうね。
眺めが良いという三度ヶ嶽への道を歩いていると、南側の斜面にアケボノツツジの株がちらほら咲いているのが見えました。
今年もアケボノの季節が始まったんですね。
標高1000m以下が見ごろのようです。
豊受山の山頂付近は標高1200mほどなので、見ごろは後一週間ぐらいでしょうか。(この丁度一週間後に、まさしく満開になったようです)
12時15分に、目的の場所に着きました。
先ずは赤星山方面を眺めます。
来年あたりは豊受山~赤星山の縦走をしてみたいですね。
赤星山の向こうには二ツ岳が見えていますが、谷筋にはまだ雪が見えているようです。
三度ヶ嶽のこれ以上行けないという行き止まりの場所にはブナが生えていました。
岩場なので大きくなれない様子です。
アセビもまだまだ綺麗に咲いてますね。
素晴らしい眺めを楽しみながらのお昼ご飯は最高です。
私はこの日は珍しく早起きしてタケノコご飯を炊いてきたので、PさんとRさんに一口ずつおすそ分けします。主人が山から大量にタケノコを掘ってきたので、毎日タケノコ料理なのです(^_^;
目の前に、今日開きましたと言わんばかりの可憐なアケボノツツジが2輪ですが咲いています。
蕾の色も初々しいですね。
食べていると、四国中央市から登ってきましたと言う3人の方がやって来られました。地元の方ですが、登るのは初めてなんですとのことでした。
この時期は狭い三度ヶ嶽の岩場は、お昼時は混雑して座る場所がなくなるそうですが、私たちは登り始めが遅くなったおかげで、ちょうど空いたときに来られてラッキーでした。
食後に、斜面を少しだけ下って眺めたタムシバです。
12時49分、お腹もいっぱいになったところで、山頂に向かうことにします。
稜線沿いのアケボノもちらほら咲いているのは、この日の気温の高さに咲いたばかりの花のようです。
Pさんが、目の前で咲いていると教えてくれたタムシバの花・・・。
ほんと、こんなに間近で咲いているのは初めて見ました。
コブシと違い、やっぱり葉が見えませんね。
立木の狭間から艶やかな色がこぼれていると思ったら、アケボノツツジです。
痩せ尾根を少し歩いたら、すぐに赤星山方面への分岐がありました。
分岐の100mほど向こうにアケボノツツジが2株、7分咲ぐらいのがありました。
12時58分、豊受山山頂を通過しました。
標高は皿ヶ嶺と同じぐらいなんですね。
尾根道の様子です。
山頂からその先にほ2~3分歩いたところが三角点でした。
そして三角点付近にはこんなに花つきの良いタムシバの木がありました。
三角点付近のアケボノとタムシバが、豊受山への登りの途中でも良く見えていたのです。
ほんとは近くからタムシバとアケボノツツジのツーショットを撮影したかったのですが、空が曇ってきて綺麗に撮影できないので、帰り道で撮影したショットです。
時期的にはタムシバのほうがアケボノツツジよりほんの少しだけ花期が早いようですね。
赤星山への分岐まで下ったら、若い山仲間のYさんとKさんご夫婦に会いました。
なんと、鋸山から赤星までピストンされるそうです。若さですね。
出発の時間が早かったので、鋸山のカタクリがまだ開いてなかったそうです。
私たちも若いAさんたちに続けとばかり下り始めたのですが、何しろ花を見ると立ち止まるので、そのうち引き離されてしまいました(^_^;
登りの時は気づかなかったタチツボスミレ・・・。
下る途中で、今度はRさんが一週間前の工石でお会いしたというIさんたちとお会いしました。
やはり花の好きな男性ばかり3人と話が弾み、結局、その後の下山はご一緒することになりました。
早くも咲いていたタニギキョウです。
4月に見るのは珍しいような?
帰り道で見かけたカタクリは朝ほど反り返ってはいませんでした。
気温は高いものの、曇ってきたので、カタクリは敏感です。
その後、たぶん待ちくたびれていたであろうTさんとKさんと鋸山の大岩で合流することができましたが、Tさんたちは残念なことにエイザンスミレの咲いていた場所のすぐ手前で引き返したのだそう・・。
鋸山頂からの下りは、総勢10人ほどもの大勢での下りとなりましたが、その途中でも山仲間の方との出会いがありました。
この日は実に、山仲間の方30人ほどと出会ったと思います。
カタクリ始め、花との出会いも多かったですが、山と花を愛する多くの方との出会いも印象に残る歩きとなりました。
下山時刻はそれでも3時54分と思ったより早く、帰り道も距離が短いので、スミレ散策ができるほどでした。そのときの記録はまた後ほどまとめます。
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