初めて見る裏寒風のアケボノ、その8、フモトスミレとジャケツイバラ
山頂から30分も下ると、縦走路から裏寒風を望む場所までやってきます。
いつも裏寒風の紅葉をこの場所から眺めるのですが、今年はピンクに染まった裏寒風を眺めたのです。
何とも綺麗な眺めで、何枚もシャッターを切ってしまいました。
登りの時に強風で難儀した第二展望台も見えています。
展望台の下あたりがアケボノのピンクがいちばん華やいでいる場所ですが、あの辺りをHさんについて周回したわけですね。
いや~・・・ほんとに良いものを見せていただきました。
梯子場などの下りを下った後は、のんびりとした笹原歩きになります。
正面の伊予富士を眺めながらの稜線漫歩が束の間楽しめる場所です。
すぐ前を歩かれるYさんはKさんのご主人で、まだまだお若いので山に情熱を燃やされているようにお見受けしました。日帰り山行でも大きなザックを背負われているのはトレーニングのためなんでしょうね。
一年ぶりで見るフモトスミレが咲いていました。
フモトスミレという名がついていますが、私は比較的高い山でしか見たことがないです。
可愛いスミレですよね。
スミレが出てき始めると、撮影に時間がかかるので、前を歩いている方に先に行っていただくようお願いして、Pさんと私は最後尾を歩くことにしました。
後ろを誰か歩かれているとなかなか撮影できませんので、こういう時は最後尾が気楽です。
やがて、もうすぐ桑瀬峠に差し掛かるという頃、はるか下に登山口の駐車場が見えてきました。
高知側出口の駐車場ですがいつも私が来る秋と違ってまだ芽吹きの始まったばかりの季節は駐車場もよく見えるものですね。
桑瀬峠は13時42分に通過しました。
桑瀬峠から下は、どういうわけか、咲いているのはアケボノではなくてミツバツツジばかりでした。
タチツボスミレとシハイスミレがツーショットで咲いていて可愛かったのですが、画像がピンボケになりました(^_^;
鷹ノ巣山の斜面にもぼつぼつとアケボノのピンクが見えていますが、裏寒風ほどまとまって咲いてないようです。
淡い色のタチツボスミレはまだまだ咲いたばかりという感じです。
ショウジョウバカマのほうはちょっと終盤という風でした。
この道は秋にはアサマリンドウが多いですが、そのアサマリンドウの株がもうかなり大きくなっていてびっくりしました。
タチツボスミレの群生で、地面が紫色に見えています。
ブナは桑瀬峠の下にもあって、そろそろ芽吹きが始まるというところです。
木々が芽吹きの途中なので、いつも来ていた秋とは同じ道でも趣がかなり違っています。
まだ山桜が綺麗に咲いていました。
14時26分、駐車場に下ってきました。
山頂から桑瀬峠までの道も風が強かったですが、さすがに桑瀬峠から下は風邪もあまり感じませんでした。
この後、トンネルの愛媛側出口まで、Hさんが送って下さいました。
帰りにも裏寒風を見上げてみましたが、ちょうど西日が差してきて芽吹きの色とアケボノのピンクが何とも言えないほど綺麗でした。
四国には珍しいアルペン的な眺めです。
帰りのR194沿いではこの時期時々目にするジャケツイバラの黄色が目を惹きました。
今年はいつも見ている場所のジャケツイバラをまだみてなかったので、車を停めて望遠レンズで思う存分撮影しました。
この日の撮影枚数はなんと700枚近く、我ながら呆れるほどの枚数でした。
前々からぜひとも見てみたいと思っていた裏寒風のアケボノツツジをPさんに案内していただき、そのうえ、寒風山の主とも言うべきHさんにまで案内していただくという、実に幸運な一日でした。
特に今年はアケボノツツジの当たり年で、こんな年に裏寒風に来られたのはラッキーとしか言えませんね。
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