4月下旬~5月上旬のスミレ散策にて、アケボノスミレとクロバナアケボノスミレ
ここのところ、天候に恵まれて、私としてはまずまずのペースで山にも登れています。
この時期は庭の仕事や家事も忙しく、アップのための時間がなかなか取れませんでしたが、遅まきながら4月下旬~5月上旬に見てきたスミレなどを何度かに分けてアップしようと思います。
先ずはアケボノスミレです。
アケボノスミレを初めて見たのは、2007年のことですからもう7年前のことになります。
東京の方を香川の山にご案内した時に、スミレをよく御存じのその方に教えて頂きました。
花の鮮やかな色合いと花が咲いているときに葉がまだ出るか出ないかという、葉の展開が遅いスミレということで良く見分けられます。
↑の花でも株もとに数枚の葉が見えていますが、葉がくるりと巻きこんでいます。これは葉がまだ出たばかりということを表しています。
↑の画像でも下のほうに巻き込んでいる葉が見えているのがそうです。
こちらはクロバナアケボノスミレですが、この株に至っては、まだ葉が出ていません。
花弁もまだ開ききっていないようで、株自体がごく咲き始めの段階のようでした。
こちらの株も同じく、葉がまだ見えていません。
クロバナアケボノスミレでは花茎の色も黒っぽいですね。
他の野草にも言えると思いますが、花色が濃いものは花茎も色が濃いことが多いように思います。
ここに咲くクロバナアケボノスミレは上弁が大きい花が多いようです。
と言ってもクロバナアケボノスミレが咲く場所は一か所しか知りませんが…(^_^;
今年は愛媛の山に咲くアケボノスミレを初めて見ました。
この山は標高も少し低めなので、4月下旬に葉すでに開花していました。
一部の株では葉が展開してしまったものも見られましたが、アケボノスミレの葉って展開してしまうとこんなに大きくなるものなんですね。
こちらの株は、まだ葉が出ていませんでした。
アケボノスミレはスミレサイシンの仲間に属するものでスミレサイシンとはワサビ根のような発達した地下茎を持つという特徴があります。
私たち四国の山に登る人間が山で良く見かけるシコクスミレもスミレサイシンの仲間なんですね。
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