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2014-06-24

牛ノ背~天狗塚へ、その4、極小のフモトスミレ

天狗塚の山頂にはかれこれ30分以上はいたようです。

もっとのんびりしていたいのですが、問題は途中の落合集落付近で頼んできたお豆腐です。

お豆腐屋さんがいつまで開いてるのだろう?と道々、KさんやPさんが心配していたのですが、何しろ朝の早い職業柄、夕方まで開いているかどうか微妙ですね。それに、下山した後の林道歩きもありますし・・・。

お豆腐屋さんの店じまいに遅れないよう下山しないといけないので、ぼつぼつ下ることにします。

下山を始めたのは12時25分でした。

P6144478

天狗峠方面への坂道は牛ノ背方面への坂道に比べるとまだ緩やかです。

坂道にはツマトリソウやマイヅルソウも咲いていたのですが、じっくりと撮らなかったので、画像失敗でした(^_^;

P6144474

そして、後から下られていたTさんが「ウスノキの花が咲いてますよ」と教えてくださいました。

見過ごしてそのまま下っていたのですが、何人かの目があると、どなたかが見つけてくださるので、有難いですね

P6144476

こちらはMさんが見つけてくださったナナカマドの花芽です。

P6144465坂を下ったところに見えているけもの道がすごい数です。

きっとシカが縦横無尽に走り回っているんでしょうね。

P6144480坂を下りきったところの岩場にコメツツジが少しだけ咲いていました。

P6144479西赤石に登った時も少し咲いていたのですが、それから半月経っている割には、開花が進んでいないようです。標高も違えば、山域も違うので、開花の進み具合も違うようです。

P6144481先ほど、たくさんのけもの道が見えていたのはこの辺りです。

後ろに見えている稜線は綱附森へと伸びている稜線ですね。

P6144483足元に視線を落としたら、ものすごく小さなフモトスミレが目に留まりました。

草丈3センチほどの極小のスミレでした。

それでも一人前に花を咲かせているのです。

屈みこんで撮影していたら、息切れしそうになりました(^_^;

アルプスに登ったら、荷物はもっと重いのに、小さな花たちの撮影・・・・今年は大丈夫でしょうか

P6144484

今から向かう天狗峠方面への道も、何とも気持ちよさそうですね。

P6144488後ろを振り返ると、私と同じで、やっぱりスミレの撮影で息切れされたのか、Pさんが後ろの方から歩いてこられます。

天狗と牛ノ背を背景にすると絵になります。

P6144492前を向くと、ご主人のMさんが天狗峠目指して登られています。

空がだんだん青くなってきて、気持ち良きことこの上なし・・・・。

P6144494振り返るとPさんの少し後ろをTさんが歩いてこられます。

こういう雰囲気は石鎚山系では味わえませんね。

P6144495雲はまるで秋の空で見るすじ雲のように見えました。

風も涼しい風が吹きあがってきて、汗もかきません。

P6144498ここにも小さなフモトスミレがササの中で咲いてました。

緩やかな登りなので、あっという間に登れます。

P614449912時53分、天狗峠までやってきました。

天狗塚を下り始めて30分も歩いていませんが、ここから先は展望もほぼなくなるので、小休憩を取って、最後の展望を楽しむことにしました。

P6144500_2

東に向かって歩いた分だけ、三嶺の姿が近くなりました。

P6144502ちょっと引いて、剣山や次郎笈も入れてみます。

緑の塊りが点在しているのはコメツツジです。

秋にはコメツツジの紅葉が綺麗なのだそうですが、どういうわけか、この天狗塚方面には秋には来たことがないのです。

今いる天狗峠という地名ももともとはイザリ峠という名前なのだと、学生時代の山仲間に聞いたことがあります。

P6144503天狗塚方面を眺めると、単独の方が登ってこられるのが見えました。

P6144505TさんとMさんがケルンの前で四方山話をされている間に、Pさんと私はキンポウゲをちょこっと撮影します。

P6144519

じっとしていると肌寒いぐらいの気温で、保冷ケースに入れて持参していたお茶は、まだ半分ほど凍ったままです。これからの下りに備えて、保冷ケースから出してザックのポケットに差しこみます。

この素晴らしい展望が見納めと思うと名残惜しいですが、そろそろ下ったほうが良さそうです。

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