雲早~高丸、花の縦走、その7、下山そしてモチツツジ
高丸山頂ではPさんが行動食の甘いトマトを皆に振る舞ってくださいました。
最後の最後まで、トマトを冷えたまま維持できるなんて素晴らしいです。
展望はさすがに夕方になってきたからか、遠方は霞んでしまいましたが、それでも微かに海のほうが見えていました。まずまずのロングコースを歩いてきた満足感をじわじわと感じます。
ここでも私の誕生日ということで、セルフタイマーをかけてMさんが4人そろった記念写真を撮影してくださいました。初めての山頂で、気の合った仲間との記念撮影は良い思い出となります。
山頂の一画を何気なく見ていたら、何やら白い花が咲いていました。
↑よく見たら、メギの花です。今年はすでにあちこちでメギの株は見ていますが、花を見たのは数年ぶりです。5月末に東赤石に登ったら、メギの花がたくさん咲いていたことがあって、淡い黄色の小さな花は私のお気に入りなのです。
山頂から南のほうを見下ろしてみたら、駐車場の車まで見えていて驚きましたが、考えてみたら、駐車場と山頂との標高差はあまりないんですね。
16時45分、下山を始めました。
特に危ないところもなく良く整備された道で、高丸山だけならば、ファミリーでハイキングに登る山というのが頷けます。
この画像でも林床のササはほとんど枯れていて、シカの食害が窺えました。
分岐などの道標もしっかりしています。
17時5分、三つ尾の峠まで下ってきました。
登山道から少し離れたところで、白い花が咲いていたので、近づいてみたらサワフタギでした。
ここ数年、タンナサワフタギはよく見ていますが、サワフタギは久しぶりかも知れません。
別名ルリミノウシゴロシ、果実が綺麗なルリ色をしているのでそう呼ばれるようです。ウシゴロシというのはカマツカのことですね。
5月~6月にかけては白い花を咲かせる樹木が多く、数年前までは見分けがつかず大変でした。
三つ尾の峠から少し下ったところで、登山道が判然としなくなり、皆で慌てました。
私以外の方たちは四国百山を歩かれているので、高丸山には登られているのですが、最近、林道がやたらとつけられていて、もともとの登山道が消えかかっているらしいです。
杉林の中は見通しが悪いのですが、朝方車で走った林道が垣間見えたので、方角的には今下っている方角で大丈夫だと思いました。
かなり下ってきたところで、フモトスミレを見つけました。
5月末でもまだスミレが見られるのは嬉しいですね。
こちらはこの季節に良く見かけるホウチャクソウです。
ホウチャクソウは草丈50センチほどの大きいものも良く見ますが、これは草丈20センチと可愛いサイズでした。
17時37分、駐車場まで下山してきました。
やれやれ、17時過ぎの下山もしばらくぶりのことですね。
ここでもPさんが氷の入った冷たいアイスコーヒーを入れてくださって、ありがたかったです。
下山後のけだるさを感じながら美味しくいただきました。
さて、この縦走は下山した後も、長いドライブが待っています。
まずは土須峠付近に置いたRさんの車を回収に向かいます。
朝に見かけて気になっていたモチツツジを車道沿いで見かけたのですが、Mさんがわざわざ車を停めてくださいました。山歩きの途中でも咲いているかと思ったのですが、結局咲いてなかったのです。モチツツジって香川でも高松より東の山ではごく普通に咲いているのですが、西讃より西では咲いてないのです。今年は、まだ撮影してなかったのですが、18時過ぎでもこの日は最後まで天気が良かったので、何とか撮影できました。
↑落石止めのネットの手前でも綺麗に咲いています。
これがこの日撮影した最後の画像となりました。
オンツツジ、シャクナゲ、ツルギミツバツツジ、そしてゴヨウツツジ・・・・実にたくさんのツツジを見てきた一日の最後の締めくくりもまたモチツツジの花でした。
土須峠でRさんの車を回収した後も2時間半のドライブが待っています。
途中の倉羅峠でとっぷりと日が暮れて、後は暗い中を香川まで帰ったのですが、往復の運転時間だけで7時間という長い運転をしてくださったMさん、ありがとうございました。
美味しいトマトとコーヒーを用意してくださったPさんに感謝です。
そしてこの縦走の言いだしっぺのRさんにも感謝ですね。こんなにたくさんのシャクナゲを見るのはたぶん今回が最初で最後のような気がしています。それほど素晴らしい一日でした。
レポ、お疲れ様でした。
花の大爆発?、レポを拝見して堪能しました。
実際、歩くと凄いのでしょうね。
エントツ山さんのレポみて気になっていたのですが、行けずじまいです・・・。
次の爆発は何時か判りませんが、それまで歩き通せる体力を維持したいものです。
投稿: 佐々連 | 2014-06-11 22:21
佐々連さん、こんばんは。
シャクナゲがこれだけ咲いているのは、毎年、花の追っかけ登山ばかりしている私が
保証しますけど、今年はほんとにすごかったです。
エントツ山さんが行かれた時よりも、シャクナゲに限っていえば私たちが行った週の方が
満開だったようです。
その代わりヤマシャクはすでに散った後でしたが・・・。
シャクナゲの当たり年は3年か4年に一度と聞いています。
少なくとも雲早~高丸のシャクナゲの次回の当たり年は5年ほどは待たないといけない
かも・・・・ですね。
佐々連さんのところはご夫婦そろってお若いですから、まだまだ大丈夫ですよ。
ぜひ、次回はチャレンジされてくださいね。
投稿: keitann | 2014-06-11 23:22