雲早~高丸、花の縦走、その1アプローチ
アップが遅くなりましたが、5月24日、雲早山~高丸山を縦走してきました。
24日はもともと、Pさんと私の間では、名野川から筒上山に登り道中でゴヨウツツジのお花見でもという話になっていました。
高松の山友達のRさんはこの週末は用事があるような話だったけど、一日ぐらいは空いてるかも?と思い、だめもとでお誘いメールを出してみました。
すると、25日の日曜は用事があるけど、24日は空いているので同行できますという返事。しかしメールの後半に「雲早~高丸縦走も気になっています」という一言がありました。
雲早と言えば、某掲示板で雲早のシャクナゲ尾根にシャクナゲが咲き乱れているという話題でもちきりだっはず。
そういう私もこのシャクナゲ尾根は5年ほど前に下ったことがあり、確かにあの尾根はずっとシャクナゲの木があって、これが全部咲いたらどんなに見事だろう?と思ったのでした。急いでPさんにメールをしてRさんの提案を伝えたところ、話は雲早~高丸縦走という流れになってきたのでした。とはいえ、このコース、アプローチがずいぶん長く縦走距離もかなりあるので、男の人が同行してくれれば心強いと思っていたら、Pさんのご主人のMさんが同行してくださることになりました。
Rさんのご主人も縦走好きとお聞きしているので、たぶん同行されることでしょう。
当日は土須峠で7時に集合ということにしました。
Rさんは高松から直行、私は琴南でMさんたちと5時に待ち合わせ、Mさんの車に便乗させていただく手はずになりました。
↑画像は雲早山と高丸山の稜線の中間地点に咲く、シャクナゲとゴヨウツツジのツーショットです。
この日はこのようなツーショットが何度か見られました。筒上山でもあまり見たことのないツーショットですね。
↑土須峠付近のオンツツジ。
さて、24日当日は琴南道の駅に5時集合ということで、私も久々の3時半起きです。
自宅周辺は朝もそう寒くはありませんでしたが、琴南まで来ると気温は10℃、土器川から朝霧が上がっているのを見ましたが、香川でこういう光景は珍しいですね。
道の駅に着いたら、Mさん夫妻はすでに到着されていました。Mさんたちは西のほうにお住まいなので、3時起きされたとか・・・。何しろ土須峠に行くまでに香川からだとすでに二山越していく勘定なのです。三頭トンネルを抜けR438を美馬まで下ったら、後は吉野川北岸を走り、適当なところで橋を渡り南岸へ出ます。阿波山川からはR193経由で倉羅峠を越し神山へ。更に南へと走るとだんだん標高を上げ、土須峠へ・・・。土須峠の標高は990mだそうです。
到着時に腕時計を見ると6時40分でした。余裕を持っての到着でした。土須峠には雲早トンネルがありますが、トンネルの南側出口直ぐのスーパー林道入り口が車両通行止めになっています。雲早に登る人はここに車を置くはずですが、この時点ではほかの車はありませんでした。
Rさんが来るまで、その辺りを少し散策しますが、さすがに空気はひんやりしています。
雲早トンネル近くにはオンツツジが色鮮やかに咲き誇っていました。
Rさんは6時50分ごろに来られたのですが、あれまぁ、ご主人もご一緒かと思ったら、車から出てきたのはRさん一人でした。Mさんの車中での計画では、MさんとRさんのご主人が車を高丸山登山口にデポしている間に、私たち女性陣3名は歩くのも遅いし、撮影に時間がかかるので、先に歩き始めても良いねという話になっていたのですが、結局、全員で高丸山登山口へ向かいます。
この登山口間の移動が、これまた結構な時間がかかりました。
カーブの多いくねくね道はスピードも出せないのです。対向車もさすがにほとん来ないのは助かりましたが・・。
私としては土須峠から南へ来るのは初めてでした。
高丸登山口着は7時40分です。
先客の車が一台駐車してありました。
立派な施設もあるようですが、早朝とあって、開いていませんでした。
駐車場もずいぶん広く数十台は駐車できそうです。
トイレも完備していて、こんな山奥に?とびっくりします。
もちろん、トイレをお借りして、Mさんの車はデポし、4名全員がRさんの車で、今度は土須峠まで取って返します。
時間も気になるのですが、往路でヤマゴボウの花見かけていたので、車を停めてもらってこれだけ撮影しました。
香川の山にもあるにはあるのですが、今ではかなりの山奥でないと見られない花です。
ヨウシュヤマゴボウと違い花序は直立します。
この辺りは徳島でも秘境と言ってよい場所ですから、ヤマゴボウもごく普通に咲いているようです。道中ではシカも見かけましたが、徳島の山ではシカはよく見ますね。
ミズキの花は5月中旬に愛媛の山でも見ましたが、徳島の山でもやはり咲いています。
雲早トンネルまで帰ってきたのは8時40分頃でしたが、その頃にはトンネル周辺はすでに何台も車が駐車してあったのでやむなく南に少し下って、路肩の広い場所に駐車します。
車の上にもオンツツジが色鮮やかに咲いていますね。
準備を整えて、歩き始めたのは8時42分のことです。6時40分に着いていても、車のデポ等で2時間弱はかかるということです。
シャクナゲ尾根を登るのに、あまり時間が早いと光が弱くて撮影し難いのでは?などと心配したのは、杞憂でしたね(^_^;5月下旬の9時前ですから、すでに日は高く登っています。
雲早トンネル南側出口を横目で見ながら通過します。
車は通行止めですが、歩行者は通行止めの横を歩いてスーパー林道に足を踏み入れます。
林道沿いには早くもコガクウツギの真っ白な花が咲いていました。
まだ花の時期にはちょっと早かったようですが、それでも数輪は咲いていたフタリシズカ・・・。
ヒトリシズカからフタリシズカの時期までは山がいちばん賑やかな季節ですね。
この真っ白な花はサギゴケと言います。
同じ花でも紫色の花はムラサキサギゴケと言い、サギはもともと白い鳥なので、サギゴケと言えば白花なのだと聞いたことがあります。
途中、展望の開けた場所があって、高城山が見えています。
山頂にレーダーがあるので、すぐにわかる山です。
まだまだ元気に咲いているキランソウ・・。
真っ白でやや大きな花はミヤマハコベです。湿っぽい場所に多く、特に深山でなくとも里山でも見ることができますね。
シャクナゲ尾根の登り口近くにはフウロケマンが咲いていました。
シャクナゲ尾根の登り口には道標はなくて、ピンクテープが木に結んでありました。
2009年にはこのシャクナゲ尾根を下っていますが、その時の記録はこちらです。
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