初秋の寒風山、その4、タカネマツムシソウ、オオトウヒレン、ジャコウソウ
寒風山は岩場があって人が近づき難い場所も多いせいか、珍しい花も多く咲くようです。
去年も秋に2度ほど寒風山に登り、たまたま出会った方にいろいろな花の場所へ案内していただきました。
今年は去年より時期的に一カ月近く早く訪れたわけですが、おかげでまた違う花を見ることができました。
見てきた花たちの中で、何と言っても圧巻だったのはタカネマツムシソウです。
タカネマツムシソウは7月に入ると東赤石でも咲き始めるので、何度か見ていますが、最近は7月になると北アルプスに行くため、なかなかタカネマツムシソウを見る機会がありませんでした。
今年は花が遅くまで咲いていたのか、それともずいぶん降った雨のせいで花数が多かったのか、寒風山でこれほどたくさんのタカネマツムシソウを見られようとは・・・・嬉しい誤算でした。
岩棚の上で咲いているタカネマツムシソウ。
マルハナバチ?ハチがせっせとお仕事しに飛んできます。
大山などに行くと、もっと草丈の高いマツムシソウが良く咲いてますが、四国の山で見るのはタカネマツムシソウのほうです。高嶺とつくだけあって、岩場のいかにも高山らしい雰囲気に咲く花です。草原で咲くマツムシソウとは一味違いますね。
岩場で咲く花は、どれも気品があって美しいです。
こちらもこの時期でないと見られないオオトウヒレンの花です。
下に見えている切れ込みのある葉はシモツケソウの葉です、
オオトウヒレンの葉は、↑画像をご覧になるとお分かり頂けると思います。
草丈は1mほどもあって、ミヤマトウヒレンに比べるとかなりごっついです。
石鎚でも見ていますし東赤石にも多いです。
トウヒレンの仲間は花だけ見ている分には、どれも良く似ています。
オオトウヒレンの特徴は何と言っても、茎の翼です。
↑翼がかなり目立ちます。
ウメバチソウもたくさ見ましたが、時期が早過ぎて、どれも花芽の状態でした。
今頃なら咲いているでしょうね。
ジャコウソウは1株だけでしたが、見ることができました。
花の時期としては良い時期だったようです。
葉に香りがあると知っていたのに、今年も確かめるのを忘れてしまいました。
タニジャコウソウというのもあって、良く似ているそうですが、花柄が短いので、私たちが見たのジャコウソウで良いみたいですね。
こんにちは。
タカネマツムシソウは綺麗な色ですね。
先日、軽井沢でマツムシソウを見ましたが、多摩NTでは見られない花です。
オウトウヒレンは初めて知りました。難しい名前ですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2014-09-16 07:48
多摩NTの住人様、こんばんは。
タカネマツムシソウは7月から咲いている花ですが、花色は秋色ですよね。
普通のマツムシソウは秋の花で、北アルプスでも雪倉岳などで、8月半ば
頃には群生で咲いてましたよ。
昔から知っている数少ない山の花でした。
四国ではマツムシソウは咲かないので、中国地方の山まで見に行きます。
中国地方では三瓶山や大山の山すそなどで、普通に見ることができます。
そうすると、やっぱりタカネマツムシソウのほうが見るのが難しいという
ことでしょうか。
オオトウヒレンは名前が難しいですね。
ヒレンはヒレアザミから来ているとありましたが、分類も難しいし花の名前
そのものも難しいです。
ただ、四国には何種類かトウヒレンがあって、毎年目にするので嫌でも覚えます。
投稿: keitann | 2014-09-16 22:13