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2014-09-28

比婆山へ秋の花を見に、その3、モミジハグマ

結局、途中で道草を食ったおかげで、県民の森に着いたのは9時15分ごろでしょうか。

まともに走っていれば、2時間半~3時間だと思うんですけどね(^_^;

この辺り、標高はそれほどでもないですが、さすがに緯度が四国より高いからか、外気温が11℃と思っていた以上に冷え込んでます。Rさんはこの日は早くもフリース持参でしたが、天気が良さそうなので、昼間は暑くなるかも?

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↑県民の森、公園センター付近で赤い実を豪勢につけていたヤマボウシの木です。

今年は豊作?

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数年前に紅葉を見に来たときは、駐車場も満車状態でこの日も早く着かなければと焦ったのですが、紅葉時と違い車は思ったより少なかったです。

やっぱり山が賑わうのは春のお花見と秋の紅葉なんですね。

公園センター内でトイレをお借りした後、身支度を済ませます。

この日は広島の分県ガイド(山渓)を持参してましたが、センターの受付で10円の簡単な地図を売ってくれるというので、早速購入しました。でも、地図を買っている間に、せっかく買ったペットボトルのお茶を受け付けに置き忘れてきたワタシ・・・。(^_^;出発後に思い出しましたが、道の駅で買った500mlのお茶と紙パックのジュースがあるし、いざとなったらテルモスのお湯もあることだし、何とかなるでしょう。

P9211064帰りに撮影した公園センターです。

宿泊もできるし、立ち寄り湯もOKです。

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9時35分ごろ、ようやく公園センターを出発しました。

前回歩いたときの記憶では結構長丁場だった気がするので、ダブルストックを持って歩き始めます。

↑道ばたで咲いていたのは赤花のゲンノショウコでした。

すでにミコシグサ状態になろうとしているのが多いので終盤のようです。

登山口の標高は800m。ここからまずは出雲峠を目指します。

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前回見たときもすごい道標だな~と思った道標・・。

ビッグサイズです。

ここから、これだけいろいろな行先があるってこと?

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たまたま行き合わせた登山者の方が、「食べられるよ」と教えてくださって、食べてみたのは道標すぐそばにあったイチイの実でした。甘くておいしいけど、種は毒なのだとか・・。

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ほとんど傾斜のない広い道をまずは歩きます。

林道感覚ですね。

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先ず見つけたのはノブキの果実です。

花も咲いてましたが、果実のほうが印象的ですね。

大滝山でいつも見ている花ですが、今年は、まだ見てなかったので、ラッキーです。

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↑数年前に来たときに、葉っぱだけを見ていて、一度は見てみたいと思っていたこの日のお目当ての花の一つでもあるモミジハグマが咲いています。

分布が本州と九州だけなので四国では見られない野草なのです。

この仲間は花だけ見ても、ほとんど違いがないのですが、葉に変化があって面白いですね

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一枚目の個体は葉が虫に食われてぼろぼろだったので、葉の綺麗な個体を探しました。

モミジハグマという名の通り、モミジの形をした葉っぱで、覚えやすいですね。

↑花は半分ほどは果実になりかけています。

かなり大型の植物で、草丈は50センチ以上ありました。

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ドライブの折りに道ばたで見たことしかなかったツリフネソウも、この日は登山道に咲いていました。

ここでもミゾソバとツーショットです。

湿った環境を好むんですね。

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数年ぶりでアキノギンリョウソウを見ました。

ギンリョウソウとそっくりですが果実は蒴果だそうで、シャクジョウソウ属なんですね。

われわれ素人は花の時期が違うのでわかりますが、そうでなければ見分けは難しいでしょう

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まだ咲いていたツルリンドウです。

ここ数年、ツルリンドウの花を見る機会がなぜか少なくなりました。

10年ほど前は里山でもちょっと高い山でも当たり前のように咲いていたと思うのですが・・・。

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道は相変わらず、ほぼ平坦で、この調子では200m登るにもかなり時間がかかりそうです。

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キバナアキギリも山地ではごく普通に咲いているウ花ですが、今年の初見でした。

近付いて撮影すると、赤い斑点がありません。

あれ?四国で見るのは赤い斑点があるのですが・・・。

P9271531昨日、香川の山で確かめてきました。

香川のキバナアキギリは赤い斑点があるものが多いです。

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そろそろブナが出てきたようです。

今年も山に順調に登れたので、ブナの様々な姿を見ることができました。

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出雲峠に至るまでにも、何度か毛無山方面への分岐を見ながら歩きます。

この辺りの山はいたるところに登山道がつけられているので、コース設定もいろいろと楽しめそうですね。

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小さな沢沿いにこんな赤い実を見つけました。

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赤い実の葉っぱですが、ツル性植物みたいですが、植物名がわかりません。

栽培種のアブチロンに似ているようにも思いますが?

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突然という感じで、ウメバチソウが現れました。

この後も、ウメバチソウをこの日は嫌というほど見られました。

中国地方の山ってウメバチソウがずいぶん多いみたいです。

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ツルニンジンも山で見るのはこの日が初めてでした。

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草むらに、今頃ネジバナが?

調べてみるとアキネジバナというそうです

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アキネジバナの葉を撮影したものです。

我が家のネジバナは今の時期はロゼット状態ですが、ネジバナの葉っぱってこんなにひょろっとしてましたっけ?

初夏に咲く普通のネジバナより弱々しい雰囲気だと思いましたが、木陰の草むらにさいていたからかも知れません。

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↑これもシオデなのかタチシオデなのか悩んだ植物ですが、タチシオデと判明しました。

見分けのポイントは・・・

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丸くて稜のない茎です。

シオデとタチシオデの明瞭な違いは花期だそうですが、今となってはそれで判別するのは無理です。

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↑8月に県内で撮影した画像ですが、茎に稜がありますね。

なので、こちらはシオデだったのだと今頃になってわかりました。

植物散策は、見ていくにつれて、いろいろとわかって行く過程も面白いですね。

コメント

こんにちは。
たくさん秋の花や実が並びましたね。
ノブキの果実は面白い形ですよね。
アキネジバナと言うのがあるんですか。知りませんでした。

多摩NTの住人様、こんばんは。

中国山地の山は標高が低くてなだらかで、そのくせ春や秋の野草が多いです。
あまり本格的に山を歩けない人でも、野草散策するには適した山だと思いました。
ノブキは花はどうってことないですが、果実の形がユニークですね。
アキネジバナというのを、この山に登るちょっと前に、ネットで見たのです。
そうでなければ、時期外れに咲いているネジバナとしか思わなかったでしょうね。

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