秋の雲辺寺山、その5、アサギマダラ
展望台には行けなかったので、そろそろ雲辺寺に向かおうと、もと来た車道を引き返していたら、シロヨメナにアサギマダラがとまっているのが見えました。
丁度この前日、10月10日に、たまたま我が家の庭のフジバカマにアサギマダラがやってきていたので、二日続きでアサギマダラを見られたことになります。
ほぼ海抜0mに近い我が家と、標高900mの雲辺寺山の上、同じ時期に結構標高の違う場所にいるものなんですね。
シロヨメナの花にかなり長い間とまっていました。
そうですね、5分ぐらいはいたでしょうか。
私が1mほどに近づいても飛び立つ気配がないほど、吸蜜に夢中の様子・・・。
山に登っていると、アサギマダラは何度か見る機会がありますが、今年はこの4日後にも庭のフジバカマにやってきて、10分ほども芽を楽しませてくれました。
しかしシロヨメナにとまっているのは色合いも美しく、良い被写体になってくれました。
車道沿いにもツルニンジンがずるずると樹木に絡まっていて、花を咲かせています。
数は少ないけど、ヒキオコシも咲いていました。
ツリバナの果実はぽつんと一つぶら下がっています。
今年の初見のナギナタコウジュが咲いていました。
これも山道ではごく普通に咲いている花ですが、シソ科の花の中では花期が結構遅いほうかもしれません。いつもなら9月下旬に梶ヶ森で見かけますが、今年は初見がちょっと遅くなりました。
香りが強い花ですが、香りは今回は確かめませんでした。
ゲンノショウコはここでは赤花が咲いています。
キバナアキギリ・・・・赤い斑点入りでした。
四国のキバナアキギリはやっぱり斑点入りが圧倒的に多いですね。
傍に見えるのはチヂミザサの果実です。
キバナアキギリは群生で咲いている場所もあって、この花は阿讃山脈には多いです。
これも今年初見のメナモミ・・・。
雑草と言えば雑草みたいなものかも・・・・。
アキチョウジは車道沿いとあって、草刈されたようで草丈は30センチほどです。
車道と言っても、たぶん電波塔関係の車かお寺関係の車しか入れないとは思うのですが・・・。
山側を見上げるとテイショウソウがまだ綺麗に咲き残っていました。
でも、他では見かけずここ雲辺寺山では数は少ないほうかもしれません。
そういえば、雲辺寺山により近い愛媛の山でもあまりテイショウソウを見かけることはないですね。
車道沿いには五百羅漢の石像がずらりと並んでいます。
どういうわけか、この道でたぶん中国の人だと思うのですが、若い女の子二人が歩いていました。こういう札所は中国の方の興味を引くんでしょうか。
やがて、紅葉し始めた木の向こうにお寺の建物が見えてきました。
雲辺寺は久しぶりだし、お参りしたかったので大師堂や本堂にお参りに行きます。
↑はマニ車と言って、これをくるくると回すと願い事が叶うらしいです。
ブータンの寺院に多いらしいですね。五木寛之さんがどこかで書いていたのを覚えています。
境内の石にはイワタバコが着生していて、花を咲かせた跡がありました。
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